その2.質問する
今どこまで進んでいるか、どこでつまずいているか。都度質問を投げることも有効です。質問に答えられないようなら、もう一度伝える必要があります。
あまりしつこく尋ねると、面倒がって答えなくなるかもしれません。最低限、漏らしてはいけないポイントだけは理解してもらえるよう、こちらも的を射た質問をするべきです。
その3.締め切り前に声をかける
締め切り当日になって、できてないことが発覚すると大変です。余裕を持って、「提出日は明日だったよね」と示唆するだけでも効果があります。
もしあなたが同僚で、同じ提出物を作成している場合なら、「私はここまでできているけど、あなたはどこまで進んだ?」と探りを入れるのもよいでしょう。
その4.できること、できないことを洗い出す
できないことばかりを指摘せず、できることを見つけましょう。どんな人にも、自信を持ってできることがきっとあります。得意なことを見つけて伸ばすことも大事です。
できないことは、どうすればできるようになるか、なぜそれが苦手なのかを分析し、うまく指示を出すようにしましょう。
その5.具体的な指示を出す
大きな最終目標だけを伝えると、何から手をつけていいかわからなくなります。業務を細かく分けて、最初に何をして、これが終わったらこれをするというふうに、具体的に指示を出すことが大事です。
誰にどのような連絡を入れてもらうか。返事が来たらどこに報告するか。業務体系や流れを理解してもらうためにも、しっかり伝えるようにしましょう。
その6.話しかけやすい空気をつくる
image by iStockphoto
忙しそうにしていたり、イライラと不機嫌な様子を見せていたりすると、わからないことを聞いてくれなくなってしまいます。それが原因で業務が滞ってしまう、間違った方向に進んでしまうといった不具合が起きるでしょう。
不明点はいつでも聞いてください、という余裕を持った態度を取ることで、安心して話しかけてくれるでしょう。その結果、正しい方向へ導くことができます。
余計悪化する!やってはいけないNG行為
頭ごなしに怒ることは、絶対にやってはいけません。どこがいけなかったのか、なぜできなかったのかを分析し、改善する必要があるのです。
理由も聞かずに怒鳴りつけて、「次からはちゃんとしろ」という曖昧な指示を出せば、また同じことを繰り返すだけでしょう。
「どうせダメだから」と決めつけ、仕事を回さない、相手にしない、無視することはもってのほかです。できない人の成長を止めてしまうと、周りの人がどれほどの迷惑をこうむるでしょうか。その人の尻拭いをすることで、本来できる人の時間や労力まで奪ってしまうことになります。