実は、これを書いている私自身もHSPで、エンパス傾向もあります。過去に対人関係のトラブルやうつなどを経験しましたが、今ではずいぶん生きやすくなりました。これを読んだあなたが少しでも楽に、もっと幸せに生きるお手伝いが少しでもできればうれしいです。
- エンパス・HSPってどんな人?それぞれの共通点って?
- エンパスの特徴:ずば抜けた共感力
- HSPの特徴:非常に感受性が強く、繊細
- エンパスとHSPの共通点
- エンパスとHSPの2つの違い
- その1 感覚の違い
- その2 エンパスはスピリチュアル要素が強い
- 逆エンパス、HSS型HSPって?
- 逆エンパスについて
- HSS型HSPについて
- エンパス、HSPは病気なの?
- うつや依存症など、エンパスやHSPがなりやすい病気がある
- 周囲の理解が助けになる
- 私はエンパス?HSP?あてはまるのかを知る方法!
- HSPチェックリスト
- エンパスチェックリスト
- それでもやっぱり、どちらなのかわからないときは?
- 風の時代到来!すべての人がエンパス・HSPに近づいていく!
この記事の目次
エンパス・HSPってどんな人?それぞれの共通点って?
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まずは、エンパスとHSPそれぞれの特徴についてご紹介していきます。そのあとに、共通点と違いについてもまとめていきますね。
エンパスの特徴:ずば抜けた共感力
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エンパスとは「ずば抜けて共感力の高い人」のことです。
エンパスは、周囲の人の思考や感情によく気がつき、まるで自分のもののように感じています。共感力が高いので、人の痛い場所がわかるなど、目に見えないものも感じる特徴を持っているエンパスも多いのだそうです。
アメリカでスピリチュアルなセッションなどの活動をしているローズ・ローズトゥリーさんが日本にエンパスという考え方を紹介しました。ローズさんご自身もエンパスで、そのことに45歳まで気づかずに苦労してきた経験があるそうです。
HSPの特徴:非常に感受性が強く、繊細
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HSPの定義は「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」で「Highly Sensitive Person」の略です。五感が優れ、音や光、肌に触れるものなどに対する感覚が敏感で、周囲のささいなことにもよく気がつき、深く感じたり考えたりする特徴があると言われています。
アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン先生がHSPについて深く研究されていて有名です。日本では「繊細さん」とも呼ばれていて本もいくつか出版されているので、目にされた方も多いかもしれません。
エンパスとHSPの共通点
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HSPとエンパスの特徴はよく似ています。どちらも感受性が強く、ささいなことにもよく気がつき、共感力が高いという特徴があります。周囲の影響を受けやすく、人込みなどが苦手で、疲れやすい面も共通していますね。
エンパスとHSPは同じだという考え方もありますが、今回は、違いについてものちほどご紹介していきます。
また、HSPとエンパスは、どちらも基本的には生まれ持った性質と言われており、遺伝性があるという研究もあるそうです。
HSPのなかにエンパス傾向の人がいる
エンパスはHSPの傾向も持っていることが多いと言われています。HSPのなかで、共感力がずば抜けて高い人や、目に見えないものまでよく感じる人をエンパスというようです。
エンパスとHSPの2つの違い
エンパスとHSPはよく似ている性質ですが、違うと言われている点をふたつご紹介していきます。
その1 感覚の違い
感受性が強く共感力が高いエンパスとHSPですが、感覚が少し違うと言われています。
例えば近くにイライラしている人がいる場合、HSPの人はそれを察知して「自分が何かしたかな?」「どう声をかけたらよいだろう?」と不安を感じて、消耗するということが多いようです。エンパス傾向の人は、そのイライラを感じて自分も同じようにイライラし、自分の感情なのか他者の感情なのかわからず混乱したり、疲れやすくなったりする傾向があります。
このように、HSPは刺激に対して、「不安」や「動揺」を感じやすく、エンパス傾向が強いと、「混乱」「疲労」を感じやすい、と言われていますが、感覚は入り混じっていることが多いので、線引きは難しいかもしれません。