スピリチュアル死について

妻の死の受け入れ方とは?忘れるべきなの?最愛だからやるべき3つのことも死を深く考える筆者が紹介

その5.忘れる必要がない

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「〇〇(最愛の人)のことを忘れて次にいって良いのよ」だなんて言われることがありますが、はっきり言って大きなお世話です!(※思ってもらえることには感謝ですが)確かに人間は忘れることで生きていけている節はあります。苦しみ悲しみには時間薬がよく効きますが、その薬で記憶の中からきれいさっぱり消滅することはないです。亡くなったことに囚われ続けることも、忘れようとする行動も逆効果で苦しむことが多いと思います。

私は「忘れよう=執着」と考えました。長い年月をかけ忘れることを一切やめたことで忘れてもいない、囚われてもいない状態になり楽になりました。時間薬を頼り、楽な精神状態になってから死を受け入れる準備をしましょう。

最愛だからやるべき3つのこと

愛は永遠のものであります。目には見えなくなったとしても愛することはできますよね?亡くなった最愛の人が今でもどこかで幸せに暮らしていてほしいと願う心が愛です。深く故人を愛することのできるあなただからこそやるべき3つのことを紹介します。

その1.しっかり供養する

キリスト教ではクリスチャンは無宗教の故人を天国にいけるように神に祈ることで、祈られた故人は神に救われるとされています。日本に親しみのある仏教では成仏してもらうために初七日・四十九日法要・忌日法要(きびほうよう)など行いますね。下記が仏教の法要・供養する意味です。

仏教では死後7週目まで、あの世とこの世をさ迷っています。

1.初七日(しょなのか):命日を含め7日目に行う法要
死後7日で初めて閻魔大王をはじめとする十王により生前の罪の裁きを受けます。その際に成仏できるように故人に善を送るための供養(追善)です。

2.四十九日法要:命日を含め49日で行う法要
49日の間、死後7日ごとにある裁きの最終日です。この日にどこに行くのか決まるのです。初七日で行った故人に善を送るための供養(追善)を再び成仏できるように行います。現世から力を貸してあげることは大事な事です。

3.忌日法要(きびほうよう)
一周忌・三周忌・七周忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌で煩悩を離れ、菩薩道に入る修行を終えます。五十回忌で「弔い上げ」とし、故人は無事に成仏したと判断し法事を締めくくることが多いです。この忌日法要は修行をしている故人を応援する意味もあります。僧侶が読む経にはさまざまな深い意味のある導きの言葉です、迷っていたとしてもこれら法要によって救われる故人もいるのです。

右も左も知らない世界でたった一人成仏の修行をしている最愛の人を、安楽な世界に行くことを応援するのも残された人がおこなう大切なことです。

その2.自分の幸せを考える

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亡くなった魂は人間の時のままの気持ちの状態ではないのです。「死にたくない」などと不安や現世に未練を残した言葉が最後だったとしても、救ってくれる偉大なる神仏がいるので未練もたちきり幸福な気持ちで暮らされているでしょう。成仏した魂は現世の人間の感覚では考えられないほどの愛を持っています。愛とは対象の幸せを一生懸命に願い、心配させないこと・悲しませないことです。あなたは今も故人を愛せていますか?

愛しているからこそ現世でのあなたの再婚・幸せを願っているかもしれませんね。

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