スピリチュアル見えない力

羊の持つスピリチュアルな5つの意味!豊かさ・深く考えるなど宗教や神話での6つの意味を合わせてヒーリング経験のある筆者が解説

羊は干支の十二支や、占星術にも扱われている動物です。人間と共に生きてきた羊は、世界各国の歴史の中で様々な文化に取り入れられてきました。宗教や神話に多く登場し、様々な意味をもってきたのです。羊の生体や役割が、羊がもつ意味の理由と関係しています。スピリチュアルな意味も、羊の生体がメッセージの内容と結びついているのです。

宗教や神話で作られた羊の意味に触れながら、羊のもつスピリチュアルな意味をヒーリング経験のある筆者が解説していきます。

宗教・神話に登場する「羊」が表す6つの意味

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羊は各国の宗教や神話で、神と関わる神聖な生き物として登場しているのです。宗教や神話での、羊が表す意味について探っていきます。

1:キリスト教「従順」

羊はキリスト教で、神に対する「従順」の象徴になっています。羊は純粋で協調性のある、従順な生き物です。羊は人の言うことを、素直に従って群れで生活しています。羊の協調性のある特徴が、神に対して従順でいることの象徴になったのです。

他にも羊を使って、キリストは「神の子羊」・どうすればよいか迷っている人を「迷える子羊」と表現しています。羊は信者を表し、羊飼いは信者を保護する聖職者・神を表しているとされているのです。

2:ヒンドゥ教「神様の乗り物」

インド神話の中で、神は動物に乗って天から地上に降りてきていました。神が乗る動物は、神自身が決めていたとされています。乗り物となった動物は、神の近くにいて共に行動していたのです。動物は戦うこともあれば、神をサポートすることもあります。乗り物となった動物は、神を象徴する印のような役割をもちました。

ヒンドゥ教に「マンガラ」という神がいます。マンガラはサンスクリット語で「吉兆」という意味です。神から生まれた神で、大地・地球の子とも呼ばれています。そして吉兆の神が乗っていた動物が、羊だったのです。

4:エジプト神話「創造」

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羊は「創造力」に働きかける生き物と、考えられていました。エジプト神話に登場する、羊の頭をもった「クヌム」という神がいます。生命を創造したといわれる神が、クヌムです。

風・水・火・土の性質をもつ神で、土に魂を吹き込んだとされています。手先が器用でろくろを回し、粘土から人間を作り出したそうです。羊の持つ創造性から、人間が作られたと考えられています。

5:ギリシャ神話「黄金の羊」

ギリシャ神話では翼をもった「黄金の羊」が、登場しています。全知全能の神ゼウスは、自分の子供を黄金の羊に守らせたとされているのです。黄金の羊は天高くに、子供を運んで守りました。

古代ギリシャでは神の遣わした獣は、生贄にして神に返すと考えられていたのです。子供を守り抜き手柄を称えらた黄金の羊は、生贄となって神に返されました。肉と内臓は神ゼウスに捧げられ、毛皮は王に進呈されたのです。黄金の羊の毛皮は「金羊毛」と呼ばれ、秘宝となって神話に登場しています。

6:ケルト神話「春の訪れ」

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ケルト神話に輝く者という意味の「ブリギット」という女神がいます。太陽の光・自然に関わる女神で、春の収穫に豊穣をもたらしていました。他にも治癒や医療といった「健康」・詩などの「芸術」・金属を細工する「鍛冶」といった様々な能力を持つ女神です。多くの能力をもっていることから複数の女神の総称、もしくは女神をそのものを表す言葉とも考えられました。

羊の出産や羊の乳に、女神が大きな力を働きかけるといわれています。子羊が生まれることは女神の力による「春の訪れ」と考えられているのです。

羊の持つスピリチュアルな5つの意味

羊が意味をもって現れた時・夢にでてきた時・縁のある時は、次のようなメッセージを伝えているとされているのです。羊のもつ、5つのスピリチュアルな意味をみていきます。

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