ネガティブ思考の2つのデメリット
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ネガティブ思考と聞くと「どんなことでもマイナスに考えてしまう」という印象を持つ人が多いでしょう。ネガティブ思考のデメリットは前向きに考えられないだけではありません。マイナスに考えてしまうことで起こり得るデメリットも存在するので紹介します。
その1.人間関係で失態を演じやすい
ネガティブな感情でいっぱいな人は何かあるたびに「もしかしたら嫌われたかも」「裏で悪口を言われているのではないか」と考えてしまいがちです。そのような考えから周りの人との間に自ら壁を作ってしまったり、人に対して攻撃的な態度で接してしまうことがあります。
自分の思い込みだけで行動し、築き上げてきた人間関係を自らの手で壊してしまうことも少なくありません。人間関係が壊れてさらに否定的な感情に支配され続けてしまうでしょう。
その2.チャンスを逃しやすい
チャンスを逃しやすいのもネガティブ思考のデメリットです。悲観的に考えてしまう人はつい「失敗したらどうしよう」「自分にできるわけがない」と考えてしまうので、せっかくチャンスが巡ってきてもそれをつかみ取ることができないでしょう。
チャレンジする前からリスクばかり考えてしまえば「もしかしたら良い結果になるかも」とはなかなか考えられないですよね。「とりあえずやってみよう」という考え方にはならないので身動きがとれなくなってしまいます。
ネガティブ思考の2つのメリット
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ネガティブ思考はマイナスなイメージだけではなく、実はメリットもありますよ。悲観的な考えをやめる克服法を試す前にメリットも知っておきましょう。良い部分のネガティブ思考は残しつつ対策をすれば、上手な克服が可能ですよ。
その1.失敗したとしても被害は少なくて済む
もともとプラスに考えられない人は前もって失敗したときの被害が想像できます。前もってしっかり準備ができたり、少し雲行きが怪しくなってきたことをすぐに察知できたりするので、失敗したときの被害を最小限におさえることが可能です。
失敗しそうだと早めに気づける人が多いので回避はもちろん、成功に向けて早めの方向転換ができる可能性もありますよ。ネガティブ思考の持ち主は成功しやすいメリットも持ち合わせています。
その2.心配りができる
ネガティブ思考は心配りができる優れた点もあります。楽観的に考えられない人にはつい「嫌われたかも…」と考えてしまう悪い点があるのですが、逆を言えば嫌われないように周りの人に配慮した行動ができる人です。自分のためにしている行為は、実は相手を幸せにしている行動なんですね。
相手の気持ちを想像して接することができるので、周りから好かれている場合が多いですよ。「嫌われたかも…」と悩む必要はまったくありません。
ネガティブ思考をやめる5つの克服法
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消極的で悲観的な考え方にメリットはあるものの、気持ちの切り替えがうまくいかず落ち込みやすくなるのはどうにかしたいですよね。ここからはネガティブ思考を断ち切る方法を紹介していきます。克服しようと頑張り過ぎると疲れてしまうので、ゆっくり焦らず試してみましょう。