スピリチュアル死について

身近な人の自殺を経験したら?立ち直るための方法・考え方5選、自殺の危険性がある人が発する5つのSOSサインと対処法も友人の自死を経験した筆者がお伝えします

その5.悩み事を相談できる機関を紹介する

自殺を考えてしまうほど悩んでいるとき、周りの人が話を聴いてあげることも大切ですが、悩み事を相談できる機関を紹介してあげることも有効です。カウンセリングルームなど心のケアの専門家に相談することで、心の重荷を大幅に軽くしてあげる効果が期待できます。

また、経済的な悩みや病気の悩みなど、悩み事に応じた相談を受けてくれる機関も多く存在するため、周りの人にはアドバイスができないような悩み事を相談できる場合も。自殺を考えている本人は、そうした相談できる場所を見つけることが困難なことが多いでしょう。身近な人が協力して、相談できる場所を見つけてあげることが大事です。

人と人のつながりを大切にし、身近な人の自殺に傷つく人をなくしていこう

自殺によって尊い命が失われると、身近な人は深い心の傷を抱えて生きていくことになります。その人を愛していただけに、喪失感と後悔は耐えきれないものとなって襲い掛かって来るのです。

筆者は自身が友人を自殺で失った経験から、自殺によって身近な人を亡くした人は、どうしたら心の傷を癒し、前に進むことができるようになるかということを考えるようになりました。また、この深い悲しみを味わう人が少しでも減るように、自殺を防ぐ方法についても広げていきたいと考えています。

正直なところ、身近な人の自殺を100%防ぐ方法については明言することができません。しかし、悩む本人と周りの人のつながりを大切にし、悩んでいる人を一人ぼっちにしないことで、自殺の芽を摘んでいくことはできるはずです。人と人のつながりを大切にし、身近な人の自殺に傷つく人を少しでも減らしていきましょう。

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