スピリチュアル見えない力

黄泉戸喫(よもつへぐい)とは?由来は?治せる?神話の中だけじゃない黄泉戸喫をスピリチュアル好きの筆者が大解説!

魔除けの果物といわれる桃でも治せない

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古事記の「黄泉の国へ」の中で、イザナギは妻のイザナミから逃げる際、この世とあの世の境目である黄泉平坂の下にあった桃を3つ投げると、イザナミ以外はどういうわけかみんな逃げて行きます。そのため、イザナギは桃のおかげでなんとかイザナミから逃げ切りました。後に、イナザギの窮地を救った桃には、「大いなる神の実」という意味の「意富加牟豆美命(オオカムヅミノミコト)」という名が授けられました。

このことからも、桃は魔除けの果物といわれますが、なぜイザナミ以外の黄泉醜女や1500の軍に8つの雷神が逃げていったのかは、詳細が古事記にも記載されていないので、わかりません。確かに、桃は黄泉の国黄泉の国で黄泉の国の竃と火を使って煮炊き調理されたものではないので黄泉戸喫にはあたりませんが、イザナミには効いていませんよね。それらのことから、魔除けの力がある桃でも、黄泉戸喫は治せないと考えられます。

黄泉戸喫は神話の中だけのものとはいいきれない

黄泉戸喫(よもつへいぐ)は神話の中だけの出来事に思えますが、現代にもその風習の名残は残っています。それらから、スピリチュアルな世界がより私たちの生活に密接なものであると実感できるでしょう。しかし、黄泉戸喫をすると、黄泉の国からは戻ってこられません。あの世とこの世の狭間で黄泉戸喫はしないよう注意してくださいね。

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