6歳は本当に反抗期?3人の子供を育てた筆者が語る特徴と上手な接し方を解説 – ページ 3 – Mistory[ミストリー]
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6歳は本当に反抗期?3人の子供を育てた筆者が語る特徴と上手な接し方を解説

1. 感情的に叱ったり怒鳴ったりする

子どもが反抗的な態度をとると、つい感情的に叱ったり、声を荒らげてしまうことがありますよね。でも、実はそれは逆効果になることも。大きな声で怒られると、子どもは萎縮してしまったり、かえって反発心を強めたりしてしまいます。その結果、親の言葉が心に届きにくくなることもあるのです。感情をぶつけるのではなく、落ち着いた口調で伝えることで、子どもも耳を傾けやすくなります。穏やかな対応が、よりよいコミュニケーションへの第一歩です。

2.ほかの子供と比較して責める

他の子と比べて責めてしまうと、子どもは深く傷つき、自信をなくしてしまいます。「自分はダメなんだ」と思い込んでしまい、反抗的になったり、無気力になったりすることも。でも、子どもにはそれぞれのペースがあり、得意なことも苦手なこともみんな違っていて当然です。本当に大切なのは、誰かと比べるのではなく、過去のその子と比べて成長を認めてあげること。少しでもできるようになったことに目を向けて、「がんばってるね」と声をかけることで、子どもは自信を育んでいきます。

3.無視したり突き放したりする態度

子どもが反抗的な態度をとったとき、つい無視したり、「もう知らない!」と突き放してしまうことがありますよね。でも、そんな対応をされると、子どもは「自分は愛されていないのかも」と感じてしまうことが。反発の裏には、「わかってほしい」「気づいてほしい」という気持ちが隠れていることも多いもの。だからこそ、距離を置くのではなく、「今は怒ってるんだね」と気持ちに寄り添ってあげることが大切です。

関係を断つような態度は、子どもの心を遠ざけてしまう原因にもなりかねません。反抗的に見える行動の奥にある思いに、そっと目を向けてみましょう。

反抗期を親子の絆につなげるためにできること

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反抗期は「大変な時期」と思われがちですが、実は親子の絆を深めるチャンスでもあります。子どもが自分の気持ちをぶつけてくるのは、信頼している証でもあるのです。ここでは、そんな大切な時期にこそ意識したい、信頼関係を築くための具体的な工夫をご紹介します。

1.子どもと一緒にルールを決める

子どもが反抗的な態度を見せる背景には、「自分の意見を尊重してほしい」という気持ちが隠れていることがあります。だからこそ、そんな時期には、親が一方的にルールを押しつけるのではなく、一緒に話し合って決めていく姿勢が大切です。たとえば、「どうしたらいいと思う?」と問いかけるだけでも、子どもは「自分も認められている」と感じやすくなります。自分で納得して決めたルールなら、きちんと守ろうとする気持ちも育ちやすくなるものです。こうした対話を重ねることが、親子の信頼関係を深める大きなきっかけになります。

2.「ありがとう」「頑張ったね」を意識的に伝える

反抗期の子どもにも、「認められたい」「褒められたい」という気持ちはしっかりとあります。だからこそ、小さなことでも「ありがとう」「頑張ったね」と声をかけることがとても大切です。この時期はどうしても、注意や否定の言葉が増えがち。そんなときこそ、意識的にポジティブな言葉を伝えることで、子どもの心に安心感が芽生えます。「ちゃんと見てもらえている」と感じられることが、子どもにとって何よりの励ましになるのです。
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