自分を許すために試してほしい9つの方法 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
心や体

自分を許すために試してほしい9つの方法

セルフコンパッションのメリット

完璧主義の人は得てして、周囲の評価を気にし過ぎる傾向があります。セルフコンパッションの能力を上げる大きなメリットは「周囲の評価に左右されなくなる」こと。失敗に寛容になり、周りの評価を気にし過ぎることがなくなります。「失敗は誰にでもある」「この失敗が何かの成功につながることもある」など、失敗したことへのフォーカスではなく、平静に自分を見ることができるようになるでしょう。また完璧ではなくても、失敗を恐れずに取り組んでみようという意欲も湧いてきます。これは目標を達成するうえでも大切なことですね。

他人の視点を取り入れる

自分を許せないとき、自分の視点だけで物事を見ていることが多いもの。ですので、他人の視点から自分を眺める練習をしてみましょう。「親しい友人が同じ状況で悩んでいたら、自分はどうアドバイスするだろうか?」と想像してみてください。他人には寛容であっても、自分には厳しい態度を取りがちではないでしょうか。他人に対して寛容であるように、自分にも同じ態度を取ることで許しやすくなるはずです。

過去の行動を学びに変える

過去の失敗や後悔している出来事は、未来の成長のための学びとして捉えることができます。「この経験を通じて、自分は何を学べたか?」と自問してみましょう。例えば「次は同じミスをしないように注意しよう」「この出来事があったおかげで、自分の弱点に気づけた」「この経験を通して、自分がどう変わりたいかがわかった」といった視点で過去を振り返ると、失敗や後悔が単なる「間違い」ではなく、成長への糧となります

自分を許すには毎日の積み重ねが必要

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自分を許すことは一瞬で完了するものではないでしょう。長年自分を責め続けてきた場合、すぐに許すのは難しいかもしれません。それでも少しずつ許す努力を続けることで、心が軽くなる瞬間が訪れます。「今日は自分を責めるのをやめてみよう」と、1日単位で練習を重ねていくことが大切です。「許しても大丈夫」という感覚を取り戻すことができるようになりますよ。

自分の感情を受け入れる

自分を許す過程では、罪悪感や悲しみ、後悔といった感情が湧きあがることがあります。それを否定するのではなく、「そう感じている自分」を受け入れることが重要です。感情を否定すると、さらに自分を責める悪循環に陥る可能性があります。「自分はこういうことをしてしまった。でもそれを後悔しているという事実が自分が成長したいと願っている証拠だ」と、感情をポジティブな視点で捉えてみてください。

許しを他人にも広げる

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他人を許す経験は、自分を許すことにつながります。なぜなら、誰かを許すことで「人は間違える生き物だ」という理解が深まり、それを自分にも適用できるようになるから。過去に傷つけられた経験があるのであれば、その相手に対して少しでも許しの気持ちを持ってみましょう。その許しを通じて、自分自身をも解放することができることがありますよ。
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