人生の悩み心や体

自分が悪いと感じたときどうすればいい?その原因と対処法を経験豊富な筆者が解説

1.思い込みが激しい

自分が悪いと思う理由は、本人の思い込みが激しいためだと思われます。これは「自動思考の偏り」と呼ばれるもので、本人が気づかないうちに「自分が悪い」と勝手に思い込んでしまう習性と言ってもいいでしょう。私たちは何らかの「状況」に応じて、感情などの反応を示すように見えますが、実はその間に「自動思考」があります。もちろん、人によって自動思考による結果は大きく異なり、例えば仕事上でミスをした場合に「ミスする自分はダメな人間だ」と落ち込んで、自身の存在価値を勝手に否定してしまうのです。

しかし、中にはミスをしても「次は絶対にミスしないように注意して頑張ろう」とポジティブに受け止める人もいます。このように、解釈次第でその後のあり方が大きく変わってくるのです。

2.自己肯定感が低い

自分が悪いと思う人は、自己肯定感の低い場合も少なくありません。自分の存在意義をポジティブに捉えることができる人は自己肯定感が高いので、自分に罪悪感を感じることはあまりありません。しかし、幼少の頃から両親から認められないような育て方をされてきた人は、潜在的に自己肯定感が低いことから、物事が上手く進まないときに「自分が悪いんだ」と思ってしまうのです。

自分が悪いと感じたときの対処法

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では、自分が悪いと感じたときはどのように対処すべきでしょうか?ここからその対処法を説明していきます。

1.ありのままの自分を受け入れる

対処法の1つとして、ありのままの自分を受け入れることから始めるてみるといいでしょう。嫌いな自分でもそのまま受け入れるのです。自分が悪いと思うのは、「自分が嫌いで好きになれない」という気持ちから起こります。ですので、丸ごと自分を受け入れて「自分を嫌ってもいい」と、そんな自分も認めてあげましょう。どんな人にも良い面、悪い面はあります。嫌いな自分を認めつつ、前向きな気落ちで「自分にも価値があるんだ」と思うことが大切なのです。

2.自分に優しくなる

次に、自分に優しくすることを意識してみましょう。これは「自分を許すこと」であり、過去の過ちを肯定的に受け止めることでもあります。失敗することは経験の蓄積であり、そのことを次に生かせばいいと思うと、とても楽になりますよ。「失敗した自分」を責める考え方をやめて、自身を優しくケアすること、自分の存在価値を認めること。休息をしっかりと心身の栄養を養うと、ポジティブな言葉を自分にかけることができるようになり、心にゆとりが生まれます。

3.他人と比較しない

3つ目は、他人と比較しないこと。ここで意識してもらいたい点は、「比較しない」という意思を持つだけでなく、比較されやすいものから遠ざかろうとする意識が大切です。具体的に言うと、SNSが挙げられます。SNSは他者のことがよくわかるので、どうしても自分と比較してしまうのです。自己肯定感を保てるようになるまでは、できる限り比較しやすい環境から離れることを意識してください。

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