人生の悩み

いじめによる不登校の対処法とは?不登校の理由や前兆も交えて3人の子供を持つ筆者が解説

6.学校に相談する

確実に子供がいじめに遭っていることがハッキリしたなら、学校にも相談することが必要ですね。ニュースなどで学校ぐるみで隠蔽工作をするような騒ぎもありますが、学校はいじめに対応することが義務付けられています。それでも学校が曖昧な姿勢を見せるなら、教員委員会や第三者機関の相談センターに相談することも有効な手段でしょう。

見逃してはいけない不登校の前兆

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いくつかの対処法についていくつかご紹介しましたが、問題が深刻化する前に不登校の前兆を見逃さないようにすることも考えなければなりません。

1.学校のことを話さなくなる

先ほど「日頃から子供の様子を見ておく」と言いましたが、いじめを受けている学校や友達のことを話題にすることが少なくなります。なぜなら、学校に対してネガティブな印象を抱いているからです。今までよく学校のことを話していた子供が急にお茶を濁すように学校のことを口にしなくなったら、学校で何かが起こっているのかもしれません。

2.学校に行きたくなくなる

学校のことを話題にしないだけでなく、学校に行きたくなくなると完全に危険信号のサインと取るべきでしょう。学校に行くといじめに遭うのに、そのことを親に言えない子供。そのことを親に相談すると自分をいじめているクラスメイトに伝わり、余計にエスカレートするかもしれないと考えて学校に行きたくなるケースもあります。

3.体調を崩しやすくなる

いじめによって子供はストレスが溜まり、体調を崩しやすくなることもあります。酷いときは精神状態が不安定になることもあるくらいです。腹痛や頭痛を訴えて、食事を満足に摂ることができないということもあります。特に朝調子が悪く、午後になると元気になっていくというパターンだと「仮病を使っているのではないか?」と思ってしまうかもしれませんが、子供は本当にストレスが影響して頭痛や腹痛に襲われることもあるのです。そのような状態もしっかりと見ておく必要があるでしょう。

筆者の経験:普段の行動で不登校の兆候が見えてきた我が子

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筆者の子供も不登校の兆候が見られたことがありました。親子間のコミュニケーションを蜜に取っていたおかげで、「日頃の言動とは少し違うな」と感じることができたのです。子供に事情を聞くと、涙を流しながら学校でいじめに遭っていることを教えられて、学校に相談した記憶があります。少し時間がかかりましたが、我が家が安らぎの場所になることを教えてあげて決して無理させないようにしたものです。今は大人になり社会で頑張っていますが、あの頃の辛い時期を乗り越えてくれたことにホッとしています。

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