お風呂入れないのはなぜ?メンタルや気力の問題?5つの対策やうつとの関係を心理学に詳しい筆者が解説 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
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お風呂入れないのはなぜ?メンタルや気力の問題?5つの対策やうつとの関係を心理学に詳しい筆者が解説

3:風呂場を清潔で心地良い状態にする

風呂場を清潔にする、過ごしやすい環境にするというのも重要な対策のひとつです。風呂場が汚かったり過ごしにくかったりすると、疲れている・不調なメンタルでは入浴に対する嫌悪感がさらに強くなってしまいます。そのため、いつでも簡単に掃除できるように簡易的に掃除セットを用意しておいたり、汚れにくい入浴アイテムを揃えたりしてみましょう。好きな入浴剤やシャンプーやボディーソープ、バスタオルなどを揃えるのもおすすめです。清潔でリラックスできる環境が整えば、入浴に対するハードルも低くなります。

4:入浴のハードルを下げる

入浴までの行動を細かくわけて達成しやすいようにすることで、入浴のハードルを下げるのもおすすめです。清潔な下着や服に着替える、体をボディーシートや濡れタオルで拭く、シャワーのみ浴びる、頭だけ・体だけなど部位を限定して洗う、などと入浴を細分化してみましょう。この中から達成しやすいものを日々こなし、負担なく清潔な生活を送れるように心がけてみてください。入浴に対するハードルが下がるため、面倒な気持ちも軽減されます。

5:入浴のメリットや入浴後の心地良さにフォーカスしてみる

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入浴後に体がすっきりする、心地よく眠れるなどのメリットにフォーカスするのもひとつの手です。髪や肌のコンディションが良くなったり、体臭が解消されたりする入浴後の状態を思い描いてみましょう。清潔になった後にのんびりする時間や、心地よくベッドに入る自分などを想像するのもおすすめです。体と精神を癒すために入浴すると考えてみてください。

お風呂へのモチベーションを高める入浴のメリット

ここからは、入浴のモチベーションを高める入浴のメリットを紹介します。適度な入浴にどのような効果があり、どんなベネフィットを実感できるのかをチェックしていきましょう。

血流・新陳代謝の改善

入浴で体を温めると、血流や新陳代謝の改善を期待できます。入浴で得られる温熱効果により血管が拡張され、全身の血流が改善することで、代謝向上・老廃物排出か・疲労回復・痛みの緩和などの効果を得やすくなるのです。さらに水の水圧や浮力の作用でも血流が促進され、体の巡りが良好な状態へ導きかれます。さらに血流や代謝の向上で体温が高くなると、免疫力の向上も期待できるのが大きなポイントです。

参考:入浴法および入浴習慣が心身に及ぼす影響に関する研究 石澤太市氏
https://ci.nii.ac.jp/naid/500000929054

睡眠の質の向上

入眠の1〜2時間前に温水シャワーを浴びたり入浴したりすると、睡眠の質が改善することも判明しています。シャワーや湯船による温熱効果が体の深部から外側へ血液循環を促進し、体が適度に熱を放出して体温が下がることで、スムーズに入眠できるようになるのです。温まりすぎると逆効果になってしまうので、適度に体を温める入浴を心がけてみてください。

参考:就寝前の入浴で睡眠が改善 日経BP
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/news/19/00043/

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