占い干支

干支とは何?十二支・十干の違いをスピリチュアリストの筆者が詳しく解説

誰もが時折耳にすることがある干支。年始が近づくにつれ、次年の干支が話題になることも多いですよね。年賀状を作る時も干支の動物の絵が入っているものを使う方もたくさんいることでしょう。しかし干支は、知っているようであまり知らないという方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、干支についてスピリチュアリストの筆者が詳しく解説していきます。

干支とは何?

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「来年の干支って何だっけ?」と聞いて「ウサギ年だよ」という会話を年末近くになるとされる方も多いと思います。干支はその年を表す12種類の動物を指していますが、本来は「十干(じっかん)と「十二支(じゅうにし)」を組み合わせたものです。

十二支と十干が組み合わさったもの

前述の通り、干支は十二支と十干が組み合わさったもの。その組み合わせは何と60通りもあり、60年を一巡してまたはじめに戻るのです。現代の干支は、その年の十二支で使われることが多いですが、どれも私たちに馴染みのある動物名で表現されているのが多いことがわかります。

十二支とは何?

では、ここから十二支についてあらためて見ていくことにいたしましょう。

1.12の動物を当てはめた暦法

日本では「鼠」「牛」「虎」「兎」「竜」「蛇」「馬」「羊」「猿」「鶏」「犬」「猪」の12種類の動物を次の漢字に置き換え、「子(ね)」「丑(うし)」「寅(とら)」「卯(う)」「辰(たつ)」「巳(み)」「午(うま)」「未(ひつじ)」「申(さる)」「酉(とり)」「戌(いぬ)」「亥(い)」と呼んでいます。

2.十二支の動物が持つ意味

「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類の動物によって構成されている十二支。紀元前の中国では暦・時間を表す目的で使われ始めたのですが、動物の名前に置き換わり現在に至っています。尚、十二支の動物が持つ意味は以下の通りです。

・子:鼠(ねすみ)は繁殖力が高いため子宝の象徴であり、子孫繁栄を意味しています。

・丑:牛は昔の人たちにとっては生活に欠かすことのできない存在。重い荷物を運び畑を耕す動物で力強さの象徴。

・寅:虎は勇猛果敢な動物のため、決断力の高さ・才覚の象徴という意味が込められています。

・卯:ウサギはおとなしくて穏やかなことから、安全の象徴とされています。この他にも跳躍力があることから、飛躍・向上という意味としてとらえることも。

・辰:龍(ドラゴン)は、十二支の中で唯一空想上の生物です。権力を象徴という意味があります。

・巳:蛇は脱皮を繰り返し成長することから、永遠・生命・再生を象徴です。

・午:馬は牛と同にように生活に欠かせない存在。健康・豊作を象徴しています。

・未:羊は、家内安全の象徴です。

・申:猿は知能が高いことから神の使いを意味して、賢者を象徴しています。

・酉:鳥であり、特に鶏を表しています。商売繁盛の象徴です。

・戌:犬であり、古来から人間と生活をともにしてきた動物。忠義の象徴しています。

・亥:猪であり、肉があらゆる病に効くと考えられていたため、無病息災を象徴です。

十干とは何?

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では、次に十干について解説していきましょう。十二支と比べて、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、これらも古代の中国の思想から生まれたものです。

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