タロット占い占い

タロットの小アルカナとは?小アルカナの役割・属性などをスピリチュアル好きの筆者が大解説!

占いに使用するツールとして知られているのが「タロット」。そのタロットカードは全部で78枚になるカードから成り、その内の56枚を「小アルカナ」といいます。今回は、タロットカードの2/3をしめる小アルカナとは、どういったものなのか。スピリチュアル好きの筆者が大解説します。

タロットカードを構成しているのはアルカナ

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タロットカードとは、大アルカナ・小アルカナの2つから構成された全部で78枚のカードのことをいいます。アルカナとはラテン語でarcanum=アルカーヌムの複数形を表しており、直訳すると「机のひきだし」という意味です。そのことから、アルカナは隠された秘密・神秘といった意味を持つようになり、タロットカードが使用され始めた19世紀頃から、占いなどのリーディングに使用されるようになったといわれています。

小アルカナとは

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タロットカードは通常、大アルカナだけでも占いを行うことが可能ですが、その大アルカナを補助する役割を持っているのが小アルカナです。大アルカナは、今すぐ解決できないような大きな問題や枠を示すのに対して、小アルカナは、日常で起こる細かな感情の揺れや出来事を示しますよ。また、トランプの起源になったといわれるカードでもあります。

そんな小アルカナは、大きく棒(wands)・剣(swords)・聖杯(cups)・金貨(coins,pentacles)の4つの組(スート)に分けられ、それぞれ1組が1~10の数字札と、4人の人物札の全部で56枚。4人の人物札は小姓(page)・騎士(knight)・女王(queen)・王(king)でコートカードとよばれます。たいていのタロットカードの小アルカナにはイラストが描かれていますが、中には種類によって数字のみ描かている小アルカナも存在しますよ。

<小アルカナ一覧>

・棒(ワンド):エース・1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・ペイジ・ナイト・クイーン・キング
・剣(ソード):エース・1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・ペイジ・ナイト・クイーン・キング
・聖杯(カップ):エース・1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・ペイジ・ナイト・クイーン・キング
・金貨(ペンタクル):エース・1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・ペイジ・ナイト・クイーン・キング

1~10の数字・人物には意味がある

それぞれのスートに存在する、エース~10までの数字と4人の人物は、それぞれに共通する意味を持ちます。スートが持つ数字は数字が大きくなるにつれてエネルギーが成熟していきますよ。各数字・人物の持つ意味一覧は下記を参考にして下さい。

<エース~10の数字が持つ意味>

1:スタート・全体性
2:バランス・選択・男性性
3:発展・創造性・女性性
4:慈悲・秩序・安定性・現実
5:変化・挑戦・峻厳
6:美・調和
7:神秘・探求・永遠・縮小
8:栄光・拡大・継続・力
9:精神性・リセット・基盤・達成
10:完成・完結・終わり
ペイジ:若さ・未熟さ
ナイト:美しさ・行動力
クイーン:女性性・受容
キング:自信・権力

小アルカナにはそれぞれ性質がある

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小アルカナは、各ソートごとに性質を持っています。それぞれが持つ性質の意味が反映されているカードがあるので、小アルカナの性質を覚えておくと、リーディングを行う際に便利でしょう。また、リーディングをした際に、特定のスートが偏って出てきた場合、その性質が強すぎるか、不足していると解釈することができますよ。

棒(ワンド)の性質とは

棒(ワンド)はマッチや焚き木など火を連想させる物ですよね。そのため、棒(ワンド)が持つ性質は火。火は情熱や行動力、理想や男性性などを象徴します。また、棒(ワンド)に描かれている木の棒からは、新芽が芽吹いていることから、生命エネルギーや意欲、健康などといった意味も持ちますよ。

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