その2 過去のトラウマ
過去のトラウマが影響して、自分に厳しい性格になってしまうこともあります。たとえば過去に人に馬鹿にされたり、失敗を責められたりした経験があると、「常に完璧でいなければならない」という考えが強くなってしまうのです。誰でも失敗はするものですが、人からの視線を気にしすぎる人やプライドが高い人は過去の過ちを許すことができず、自分を責めたり厳しくし過ぎてしまうのでしょう。
その3 元々の性格
生まれながらにして自分に厳しい性格の人もなかにはいます。とくに「真面目」「責任感が強い」「負けず嫌い」「承認欲求が強い」「自意識過剰」などの特徴がある人は、完璧主義やストイックな性格になりがちです。これらの特徴に共通していることは、少しのミスも許されないと思っているところや、人からどう思われるのかを気にし過ぎるところでしょう。そのような結果、自分に厳しい性格になりやすいのです。
頑張りすぎてしまう人の治し方4選
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それでは、自分に厳しく頑張りすぎてしまう人はどんな方法で性格を変えていけば良いのでしょうか。ここでは、自分に厳しい性格を治すための4つの方法をご紹介します。
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その1 合格点を決めておく
自分に厳しくしてしまう人は、あらかじめ合格点を決めておくようにしましょう。常に100点満点を目指して頑張るのも良いことですが、完璧主義はいつか疲れてしまいます。「人間だからミスぐらいする」と思うようにしたり、70点くらいを目指して頑張る方が、長時間走り続けられるでしょう。7〜8割の力で取り組んで、常に少しの余力を残しておく方が良い結果を残せるかもしれませんよ。
その2 辛いときは人に頼る
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一人でなんでも頑張ろうとするのではなく、辛いときには誰かに頼ることも大切です。自分に厳しい人は弱音を吐いたり、人に頼ったりすることができません。しかし実際は、何でもかんでも一人で抱え込むのではなく、誰かに手伝ってもらった方が物事がスムーズに進むことがあるでしょう。複数人で作業をした方が役割分担ができるため、効率的になることもあります。
その3 適度に休憩をはさむ
自分に厳しい人は、適度に休憩をはさむことを意識しましょう。ストイックな性格の人は、常にエンジン全開で走り続けてしまいます。ですが、時には休むことで成長に繋がるでしょう。いったん立ち止まってみると考えを整理できたり、気持ちにも余裕ができたりするので必ずしも頑張り続けることが正解とは限りません。また目の前のことに必死になり過ぎている時も、休憩をはさむことで全体を俯瞰してみることができます。