関わり方3:相手を観察して目的を把握しよう
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「自分が正しい」を押し付けてくる人は、言っていることの中に「そりゃごもっとも」という内容も含まれていることもありますよね。それや言われた側の弱みとなり反論できないこともあるでしょう。ですがそこに「大きな声を出す」「長時間責め立てる」といった威圧的・粘着質な態度や「お前が悪い!」といった決めつけの言葉、「謝罪や土下座」の要求などが含まれるのなら話は別ですよ。その目的は「正しそうに聞こえる言葉であなたを支配すること」だからです。
その場合は、相手の支配まで受け止める必要はまったくありません。「いいたいことがあるのなら、まずはコミュニケーション方法を治してから出直していらっしゃい」くらいの強気で対応してみましょう。
関わり方4:かならず複数の第三者の意見をきこう
「自分が正しい」ことをどうしても相手に認めさせようとする人がいます。時には怒り、泣き、自分が被害者のようにまくしたてることも。相手が「自分が正しいと思い描いているストーリー」を認めるまでささいなミスや欠点といった攻撃材料をさがして執拗に攻撃してくるのです。巻き込まれると息苦しい長期戦になるでしょう。客観的にみると解決可能なささいなことであっても、いつのまにか「あれ?自分が悪いの?」と歪んだストーリーを信じてしまうこともあるので害でしかありません。
そうなる前に、複数の第三者に「事実」だけを伝えて「どう思う?」と聞いてみましょう。明らかに「おかしいこと」には「おかしいよね」と思えたらラッキーです。相手の認知の世界に深入りせずに距離をおきましょう。
自分の世界をひろげてみよう
「自分が正しい」を押し付けてくる人との4つの関わり方をご紹介してきました。
最後に自分自身がそうならないコツをお伝えしてみたいと思います。それは視野を広げてみるということ。外国の文化や習慣を学んだり、自分と異なる生き方をしている人と交流したり、書籍から多様な考え方を知ることで、幅をひろげていきましょう。
気持ちを外に向けてみるとよいですよ。