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怒らない子育てのコツ5つ!ガミガミ言わないメリットや怒鳴ってしまったあとのフォローの仕方を母親歴14年の筆者が解説

子どもが悪いことをした場合叱るのは当然で、悪いことではありません。しかし日常のイライラで怒らなくていいようなことまで怒っていませんか?こちらの記事では怒らない子育てのコツに加え、怒らないメリットや怒ってしまったあとのフォローの仕方を、母親歴14年の筆者が解説していきます。育児中のイライラを減らし、子どもがママを思い浮かべるとき「笑顔」のママが真っ先に出てくるような子育てを実践してみましょう。

怒らない子育ての2つのメリット

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怒らない子育てをすると我が子がわがままになってしまうのでは?と心配するママがいるかもしれませんね。安心してください。それ以上に素敵なメリットがたくさんありますよ。まずは怒らない子育てのメリットから紹介します。

その1.子どもの自己表現が豊かになる

怒らない子育てをすると、素直に自分の気持ちや意見を人に伝えることができる子どもになりやすいメリットがあります。理不尽に怒られ続けて育った子は、周りの顔色ばかり伺って我慢したり不安感が強い人になったりする可能性が高いですよ。

また自己表現が豊かになれば、自分が挑戦したいことにチャレンジする力や興味を持ったものへの好奇心も豊かになり、前向きに自分から取り組める子どもに育ちます。良い成功体験がたくさん得られるでしょう。

その2.親も子どももストレスを減らせる

怒らない育児は親も子どもも余計なストレスをためにくいメリットもありますよ。イライラしているとき、普段なら気にならない子どもの行動がやけに気になることがありますよね。そこで怒ってしまえば余計にストレスがたまります。

子どもにしてみても普段怒られないのになぜ?と悶々とした気持ちになるでしょう。ストレスを抱えていない子どもは心に余裕があるので良好な人間関係が築けるメリットにもつながりますよ。コミュニケーション能力向上の効果も期待できそうです。

怒らない子育てのコツ5つ

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怒らない子育てはまったく怒らないのではありません。もちろん子どもがルール違反や危険な行為をしたときは叱らなければ、それはほったらかし育児になってしまいます。怒らない子育てのコツさえ守ればわがままな子や人に迷惑をかける子にはなりませんよ。

その1.どんなときに怒っているのか明確にする

怒らない子育てでは、子どもに対して自分がどんなときに怒っているのか明確にするのが第一ステップです。怒るパターンを可視化するために、怒ったときの状況をメモに残してみる方法がおすすめですよ。

「日時や場所」「カっとなった出来事」「思ったこと」「怒りの強さ」などをメモしておくと自分がどんなときに腹を立てるのか、怒りの傾向がわかってくるでしょう。傾向さえわかれば気持ちのコントロールが可能になり、余計な怒りを避けられます。

その2.できていることはきちんと褒める

子どもと接しているとできていない面が気になりがちですが、怒らない状態を保つためにはできていることにきちんと目を向け、言葉や態度で褒めることが大切です。良くない行動のときは怒られるけれど、良い行動のときには何も言ってくれない…と子どもが思えば、自然と良い行動をしようとは思わなくなります。

注意する前に子どもが自ら片づけをした場合、何も言わず「当然」と思うのではなく、笑顔でたくさん褒めてあげてくださいね。前向きな声掛けの積み重ねはやがて、子どもの良い行動を増やす結果となりますよ。

その3.怒る以外の声掛けをする

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子どもがなかなか宿題をしないとき、「早く宿題しなさい!」とつい大きな声を出してしまうことがあるかもしれませんね。怒らない子育てをする場合は声掛けの仕方を工夫する必要がありますよ。たとえば「ご飯の前に宿題する?それともご飯のあと?」と子どもに選択肢を与えてみる方法です。

子どもは自分で決めたことは素直に守れる傾向があるので怒らず過ごせるでしょう。選択肢を与える以外では質問してみるのもありです。片づけてほしいとき「できる?」と尋ねてみると子どもは得意げになって片づけ始めるでしょう。

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