演技性パーソナリティ障害の診断例
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演技性パーソナリティ障害の診断基準は精神障害の診断と統計マニュアル第5版(DSM-5)に基づく場合が多いです。具体的な診断基準は以下のようになり、5つ以上の項目に当てはまると演技性パーソナリティ障害と診断される可能性が出てきます。
・注目の的になっていないと不快感を感じる。
・不適切なほど性的に誘惑的または挑発的な形で他社と交流する。
・感情がすぐに変わり、浅はかにみえる。
・自分に注意を引くため常に身体的外見を利用する。
・会話は非常にあいまいで、詳細に欠ける。
・感情を劇的で、芝居がかった、大げさな形で表現する。
・他者や状況にすぐに影響を受ける。
・人間関係を実際より親密なものとして捉える。
(引用:MSDマニュアル家庭版,https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0)
演技性パーソナリティ障害の治療法
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演技性パーソナリティ障害の治療法は精神・心理療法と呼ばれるものになります。精神・心理療法は薬などを用いず、セラピストと会話をする、原因が何かを一緒に考えながら少しずつ治していくという治療法です。
しかし、これらも適切な方法であるかがどうかは分かっておらず、適切な治療法は模索中となっています。適切な治療かは分かっていませんが、克服した事例も多いです。もし、自分が演技性パーソナリティの疑いがあり、克服したいと感じているのであれば治療をうけてみましょう。
演技性パーソナリティ障害を深く知ろう
本記事では演技性パーソナリティ障害の特徴を全パーソナリティ障害を把握している筆者が解説しました。演技性パーソナリティ障害は主に周囲の人に迷惑をかけてしまい、最終的には自分に返ってくる可能性があります。
自分に演技性パーソナリティ障害の疑いがある方は専門機関での診断・治療をおこなっていきましょう。また、自分が演技性パーソナリティ障害でなくても世の中にそういった方がいることは把握していきましょう。