トレーニング2.たくさんの顔写真に見つめられながら練習
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本番当日に近い環境をつくることもしました。具体的には、踊りの練習するときに大好きなスター達の顔のカラー写真をA4サイズの用紙にプリントアウトして自宅の壁一面にペタペタと貼り付けたのです。その中で大勢の観客に見られているような雰囲気をつくって人の視線を意識して踊る練習をしました。
目力の強いスターの視線を浴びながら練習をしましたら、大勢の前でもパニックにならずにほどよい緊張感でパフォーマンスができました。日常生活の中で、楽しくイメージトレーニングしながら緊張対策をすることもできますよ。
トレーニング3.パフォーマンスの動画をみて客観視する
自分の姿を客観視するのは勇気がいるもの。でもその姿は他人に見られる姿でもありますよね。筆者は踊りでもスピーチでも自身の姿を録画して何度も自分でチェックするようにしています。客観的な視点で分析して改善、納得いく内容にまで仕上げるのです。
地道な改善の積み重ねは上達に繋がりますし、例えパフォーマンス自体には自信はもてなくても「やれることはやったという自信」は生まれます。少しでも気もちに余裕がもてる状況にしておくことも大切です。
本番当日にできること。3つの対処法
イメージトレーニングや場数を踏むなど自分にできることをして事前準備が整ったら、本番前に少しでも自分の状態を整えることに集中しましょう。
筆者が緊張緩和対策で試してきたもので1つだけ大失敗したものがありました。それは少しだけアルコールを摂取して踊りの舞台にあがるというものです。リラックスは出来たのですが、踊りの途中に振付けが飛んでしまって舞台の上で数秒停止状態に。経験から、本番直前のお酒の飲酒はあまりおすすめできません!
それでは、おすすめの3つの対処法をご紹介します。
・香りや音楽などの「心にスイッチが入るアイテム」を用意しておく
・「やればできる!」といったような自分を支える言葉を思い浮かべる
・やれることをやってきたという自信をもち、あとは天に任せるような気持で
緊張を味方につけてほど良いパフォーマンスを!
最後に緊張対策のコツを。「緊張」に対しての対策は、緊張と反対の要素をもつ「リラックスした状態」で取り組むことです!
今回はあがり症の筆者が実践してみて「やってみて良かった!」と思うトレーニングや、本番当日のコツなどをご紹介しながらアドバイスさせていただきました。もし興味がもてたものや試してみたいと思えるものがありましたら幸いです。
「適度な緊張感」を味方につけて自分らしいパフォーマンスを楽しみましょう。