その3. ときには甘えよう
ずっと役割を演じ、相手を尊重し、自分のやるべきことをやるのは疲れることも、ストレスに感じることもあります。しかし日頃から家族とコミュニケーションが取れていれば、心身の不調にも気づいてもらいやすく、「休みたい」と言えば休ませてくれるでしょう。
気を張り続けることは不可能です。子どもが熱を出せば無条件で休ませるのに、大人が熱を出しても休めないのはおかしいですよね。甘えたいときは甘えること。そのために、健康な日常を大切にしておきましょう。
その4. 思い切って離れてみよう
顔を見るだけでイライラする、どうやっても無理、と思ったら、一人になってみてください。少しぐらい家族を放っておいても大丈夫です。普段あなたはがんばっているのですから。一人でぶらりと、好きなところへ出かけてみてください。
家族のことを忘れて楽しむことができたら、自分に自信が持てます。一人でいてもずっと家族のことが気にかかるようなら、一息ついて帰りましょう。冷静になる時間は必要です。冷静になれたら、自分で考えた道を選んでください。
家族への理想を持ちすぎないこと
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家族にストレスが溜まるのは、理想があるからです。父はこうあるべき、母はこうあるべき、息子は、娘は、両親は。繰り返しになりますが、家族といえども他人ですから、自分の理想にあてはめることはできません。
自分が勝手に期待して、期待通りにならないと裏切られたと思うのは相手に失礼です。相手の欠点も含めてまるごと引き受けるのが家族というもの。家族との縁は簡単には切れません。理想通りの円満家族でいることは難しいです。外から見て円満に思われても、実際はそうではないことがほとんどでしょう。どの家族も多かれ少なかれ問題を抱えています。
問題を起こさないのではなく、問題が起きたときにどう対処するかが、家族とうまく付き合う方法ではないでしょうか。
家族だからこそ気遣いが大事!家をやすらぎの場にしよう
家族と過ごすのがストレスなんて、少し寂しいですよね。できる限りストレスなく、円満に家族と付き合いたいものです。それにはやはり気遣いが大事。この先何十年も一緒にいることを考えると、一方的に寄りかかるのではなく、お互いに支え合うことを目指しましょう。
良い関係を保つための努力と、無理をしない精神。家族は一人ではつくれませんから、協力しあって、やすらぎの場をつくってください。ときにはストレスも感じますが、上手に解消していくことで、家族の絆も深まります。