その1. 時間で区切る
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話が長いときは、時間で区切るようにしましょう。会議や打ち合わせであれば持ち時間を最初に伝えること。プライベートのつきあいなら、「このあと寄るところがあるので、そろそろ失礼します」「家族に買い物頼まれているからごめんね」などという言い訳も有効です。
あまり時計をちらちら見るなど、あからさまに時間を気にする様子を見せるのは失礼にあたるので、なるべく避けたほうがいいでしょう。何気なく荷物をまとめ始めると、気づいてもらえるかもしれません。
その2. 結論を促す
ある程度話が進んでいれば、「つまりどういうことですか?」と一言挟んでみてください。そろそろまとめをお願いします、という感じで促すのです。「結局こういうことですかね」とこちらでまとめてみてもOK。
そうすることで本人が「あ、長く話し過ぎたな」と気づいてくれるかもしれません。気づかないにしても、話を終わらせるきっかけにはなるでしょう。
その3. 「わかりました」で話を終わらせる
「なるほど、よくわかりました」と言い切ってください。話を聞いて十分理解しました、もうこれで満足です、というのを態度でも見せるようにします。話がしっかり伝わったことを知らせることで、本人もそろそろ終わらなければと気づくでしょう。
ある程度で切り上げないと、また別の話が始まってしまうかもしれません。「今日はここまでにしましょう」という意味でも、「わかりました」は有効です。
その4. 興味がなさそうな態度をとる
これは少し失礼な方法になりますが、話を聞かない姿勢をとることです。話を聞いているとき、最初のうちは相槌を打ちながら前のめりに聞くのですが、長くなってくるとその姿勢を保てなくなりますよね。おざなりな相槌で目をそらし、手遊びでも始めればさすがに相手も気づくでしょう。
話が長いことを自覚して欲しいというのもありますし、単純にそうとしか反応できなくなってくることもありますよね。
自分の話が長くならないための注意点
もしかして自分も話が長いかも?と思ったら、話すときに気をつけることはいくつかあります。逆の立場で考えてみると自ずと注意点は見えてくるでしょう。ポイントを押さえて簡潔に話ができる人になってください。
その1. 話す順序に気をつける
話の内容にもよりますが、簡潔にまとめたい場合はまず結論から話すのがいいでしょう。結論を提示して、その結論に至った根拠をあとから説明します。具体例をつけるとよりわかりやすく、より伝わりやすくなりますよ。
もっとも伝えたいことは出し惜しみせず、最初に持ってきた方が聞き手の印象にも残ります。ぐっと話に引き込んで、相手に聞く姿勢をつくらせてください。