ハリネズミのジレンマとは?恋愛や人間関係にも活かせる心理学を実際にジレンマから抜け出した筆者が解説 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
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ハリネズミのジレンマとは?恋愛や人間関係にも活かせる心理学を実際にジレンマから抜け出した筆者が解説

4.過去に傷ついたトラウマがある

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「親友に裏切られた」「失恋で辛い思いをした」など、過去に深く傷ついた経験がトラウマになっている場合、ハリネズミのジレンマに陥りやすくなります。「また傷つけられるかもしれない」と常に傷つくことを恐れて行動するため、相手と距離を取った付き合い方をしてしまうのです。特に過去に傷ついた経験と似た状況になると、不安を感じてより消極的になってしまいます。

恋愛におけるハリネズミのジレンマの具体例3つ

ハリネズミのジレンマは、恋愛において男女の距離感や恋人同士の関係性をあらわすときにも使われます。恋愛における、ハリネズミのジレンマの具体例を見ていきましょう。

1.友達以上恋人未満の関係から抜け出せない

「お互いに思い合っているのに、なかなか友達以上恋人未満の関係から抜け出せない…」そんな男女は、ハリネズミのジレンマに陥っているかもしれません。「恋人同士になりたいけど、気持ちを伝えることで今の関係が崩れたらどうしよう」という恐れから、お互いに一歩踏み込むことができません。その結果、ずるずると友達以上恋人未満の関係が続いてしまうパターンです。

2.親密な関係になりたいのに素を出せない

恋愛においてカップルが親密な関係になるには、お互いが素の自分を見せたり本音で語り合ったりすることが必要です。しかし、ハリネズミのジレンマに陥ると「ありのままの自分を受け入れてもらえなかったらどうしよう」と恐れ、恋人に素の自分や本音を見せることができません。当たり障りのない、表面上の付き合いしかできなくなってしまうパターンです。

3.実際の気持ちとは反対の行動をとってしまう

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恋人のことが好きなのに、気を引きたくて「距離を置きたい」「別れたい」などと言ってしまうことがあるかもしれません。また、好意を寄せる相手に対して「嫌われたくない」という気持ちから、相手を避けてしまうこともあるでしょう。このように実際の気持ちと行動が矛盾しているのも、ハリネズミのジレンマのひとつといえます。

ハリネズミのジレンマを克服する6つの方法

相手との距離感をうまくつかむことができず、葛藤してしまうハリネズミのジレンマ。ここではその克服方法について、いくつか具体例も交えつつ解説していきます。

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