方法2. ポジティブな言葉に変換
相手がネガティブな言葉を口にしたら、ポジティブに言い換えてあげましょう。
「今、人生のどん底」→「じゃあこれからは上がるだけだね」
「優柔不断だから」→「それはやさしいからだよ」
「気が利かないのが悩み」→「周りを気にしないでどんと構えてていいじゃん!」
などなど、普段からポジティブな言葉を使うように練習しておけば、相手の言葉にすぐ反応できます。今見えている景色からほんの少し視点を変えることで、違った景色があらわれるのです。
方法3. 幅広い知識と教養を持つ
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どんなに相手の話題に乗って盛り上がりたくても、知識がなければ話は広がりません。知らないジャンルの話は素直に「それってどういうもの?」と聞くのも良いですが、「○○だよね、私も好きだよ」と言われた方が相手は喜ぶでしょう。
日頃からニュースやスポーツ、エンタメなどにアンテナを張り、知識や教養を身につけましょう。おとなしそうな見た目だけど実はパンクロックが好き、チャラチャラしてそうだけど実は環境問題に取り組んでいる、などのギャップを見せるのもおもしろいです。
方法4. オープンクエスチョンを取り入れる
答え方が限定されない問いかけをオープンクエスチョンと言います。
たとえば入社三ヶ月の人への問いかけとして、「仕事には慣れましたか?」と聞くと、「はい」か「いいえ」でしか答えられません。「仕事はどう?」といったようなオープンクエスチョンを使うと「順調です」、あるいは「ちょっと困っていることがあります」といった、思いがけない回答が得られることも。
問いかけられた相手も答え方を考えることで、新たな発見があるかもしれません。
方法5. 着地点を予測し、導く
話下手といわれる人がいます。まとまりがなく、だらだらと話が続いて結局何が言いたいのかわからない。そんなときは話のメインを探り、着地点まで導いてあげるのです。
時系列がバラバラになっていたら、「それはいつの話?」と助け舟を出します。主語がわからなければ「さっき言ってた人?」と確認。いちばん言いたいことがわからなければ、「楽しかったんだね」とまとめてみるのも良いでしょう。
話を聞くときのNG行為
わかったふりは絶対やめてください。うなずくことに気を取られ、理解できないのに「うんうん」と相槌を打つのはやめましょう。わかっているものとして話を進め、実はわかったふりだったとなれば、一気に信用を失います。
不明な点がでてきたらその場で確認することで、「ちゃんと聞いてくれているな」とわかり、話し手も安心することができるのです。
聞き上手から話し上手になろう!
聞き上手になって色々な人の話を聞くのはとても楽しいです。人間関係を築くには相手のことを知らなければ始まりません。でも、聞いてばかりでは仲は深まらないのです。
話を聞いて相手を理解したら、ぜひ今度は自分の話をしてください。たくさん話を聞いた相手なら、きっとあなたの話も聞いてくれるでしょう。
聞き上手から話し上手へ。お互いの話をよく聞けば、きっと素敵な関係になれますよ。