蜂の巣の縁起がよい理由とは、どのようなものなのでしょうか。厄除け・家庭円満・商売繁盛などの11個の理由と、蜂の巣の形についてヒーリング経験のある筆者が解説します。
蜂の巣の縁起がよい11個の理由
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蜂の巣はなぜ、縁起がよいといわれるようになったのでしょうか?11個の理由を探っていきます。
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1:厄除け
家の軒下に蜂の巣ができると「厄除け」になり、縁起がよいといわれています。蜂が家を、守ってくれると考えられたのです。泥棒除けになるということから、厄除けという意味を持ちました。また家に巣が作られると、火事にならないともいわれています。
蜂は人を刺して、攻撃することもある生き物です。攻撃するという行動が、悪いものを追い払ってくれると考えられました。昔は蜂の巣が家にできると、疫病や災難から守ってくれるありがたい生き物が住み着いたと喜ばれたそうです。
2:家庭円満
蜂の巣が厄除けになることは「家内安全」「家庭円満」という意味も持ちました。蜂の巣は家だけでなく、その家に住む人の厄除けも行ってくれると考えられたのです。
巣の中には、女王蜂・働き蜂・蜂の子供が住んでいます。協力し合って1つの巣に暮らしていることが「家庭円満」という意味と結びつけられたのです。家族の調和がとれて、健康に過ごせることを意味しています。蜂の巣は、蜂の大家族が暮らす大きな家です。家族や家に対して、ご利益があると考えられてきました。
3:健康運
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蜂の巣には栄養価の高い蜂蜜が、たくさん蓄えてあります。蜂蜜は、病気や怪我を治すことにも使われてきました。「健康運」を上昇させてくれる、縁起物と考えられているのです。
また蜂の巣自体を、食べることもできます。蜂蜜・ミツロウ・プロポリスが含まれており、蜂蜜よりもさらに栄養価が高いのです。風邪予防・強力な殺菌効果・保湿効果があるといわれています。蜂の巣は「天然の抗生物質」ともいわれている貴重品なのです。
4:金運上昇
蜂は黄色い姿をしていることから、金運を上昇させてくれる生き物とされています。また蜂蜜を蓄えた巣は、財産が溜まるとも考えられました。
蜂蜜は、黄金色に輝いて見えます。外からは見えませんが、蜂の巣の中も黄金色をしているのです。古くから黄金色は、縁起のよい色とされています。「実りの色」「収穫の色」であり「富」と「権力」のシンボルなのです。蜂の巣を飾ることで、富に恵まれるといわれています。
5:商売繁盛
蜂の巣は、蜂が出入りしています。出たり入ったりすることが、その家の出入りの多さを表すと考えられたのです。お客さんの出入りが多くなるという意味で「商売繁盛」に、ご利益があるといわれています。
古くから商売を行っている家や旅館などでは、蜂の巣が飾られてきました。蜂の巣ができても撤去せずに、そのままにしておくことも多かったそうです。
6:神の使いの家
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ヨーロッパで蜂は「神の鳥」「マリアの鳥」と呼ばれているのです。蜂は、神聖な「神の使い」として扱われています。古くから蜂蜜は、天国からしたたり落ちるしずくを集めたものといわれているそうです。
また蜂の巣が家に作られることは、神のお告げとも考えられています。蜂の巣は、神の使いが暮らす家なのです。海外でも日本と同じように、縁起物とされています。