スピリチュアル死について

等活地獄とは?6つの特徴・地獄以外の世界についても仏教信仰する筆者が解説

2.等活地獄とは?特徴6選

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等活地獄として挙げられるのは「八大地獄(ハチダイジゴク)の第一」「「殺生」をすると行く」「十六小地獄という16種類の小さな地獄がある」「亡者同士で殺しあう世界」「永遠の死の苦しみ」「悪業の回数・軽重に応じた処罰」です。それぞれ解説しますね。

その1:八大地獄(ハチダイジゴク)の第一

八種類にわけられている地獄「八大地獄(八熱地獄)」という地獄があります。その八大地獄の第一にあるのが等活地獄(とうかつじごく)です。想地獄とも呼ばれます。

その2:「殺生」をすると行く

人間の勝手で生命を宿しているものを殺生すると行くとされています。生命を宿しているものとは小虫(蚊・アリなど)も対象とし、これら小虫を殺生してしまった後に懺悔・供養をしなかった者も等活地獄行きです。もちろん反乱や争いの好きだった者(その際人間を殺生した罪人)も該当します。

その3:十六小地獄という16種類の小さな地獄がある

等活地獄の中には十六小地獄という小地獄があります。(屎泥処(しでいしょ)・刀輪処(とうりんしょ)・瓮熟処(おうじゅくしょ)・多苦処(たくしょ)・闇冥処(あんみょうしょ)・不喜処(ふきしょ)・極苦処(ごくくしょ)など)等活地獄で細かな設定(刃物を使った殺生など)の該当者は十六小地獄にも行くのです。

その4:亡者同士で殺しあう世界

等活地獄に住む亡者は他の亡者を倒すことのみ考えています。鉄の爪で殺し合い続ける…恐ろしい世界ですね。誰一人として信じれない・信じてはならない世界は心休まる時間がないでしょう。

その5:永遠の死の苦しみ

身体は切られ・砕かれ死にますが、「活きよ!活きよ!」の声で身体が再生され殺し合う・身体を切られる・砕かれる・再生を永遠に繰り返すのです。責め苦の永遠は死後ならではの地獄ですね。

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