占い四柱推命

四柱推命とは?何で占ってるの?何が占える?紫微斗数との違いもスピリチュアル好きの筆者が大解説

【2】天干(十干)

image by iStockphoto

天干(てんかん)は、古来中国で使用されていた日の順番を表す記号として使われていた十干(じっかん)の総称です。つまりは十干なので、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の10種類となります。

各十干には、木・火・土・金・水の五行に加え、陰と陽の要素が含まれる「陰陽五行」という考えが当てはまりますよ。

【3】地支(十二支)

地支(ちし)は、12ヶ月の順序を表す記号でよく知られている十二支の総称です。本場の中国では、木星や月の周期を表す記号として使われていました。その記号を覚えやすくするために動物の名前で表したのが、十二支。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・羊・申・酉・犬・亥の全部で12種類。

十二支は月だけでなく、年・日・時間・方位にも割り当てられています。年柱と地支が交差する部分には、自分の生まれた年の干支が当てはまりますよ。

【4】地支蔵干

地支蔵干(ちしぞうかん)は、地支の中に含まれている十干のことをいいます。地支の中に隠されている(蔵されている)十干なので「蔵干」。蔵干は、地支に含まれる季節を表しているのと同じで、人の内面を表す気を示します地支蔵干は、古来中国では、人の気は移り変わる性質があることから、季節の移り変わりに見立てていました。

天干の気がどれだけ強くなっているかを知る際に、重要となる部分です。蔵干の中の五行は、天干と同じ五行で結びつき、その柱の天干を強める効果があります。

【5】蔵干通変星

表向きの性質を示しているのは、月柱の通変星なのに対し、蔵干通変星(ぞうかんつうへんせい)は本質的な性質を示しています。月柱にある蔵干通変星は、「主星(しゅせい)」といい、社会で活躍する上で最も大切な星です。日柱の蔵干通変星は、個人の本質を表し、年柱の蔵干通変星からは、個人の家柄やルーツ、原点などを割り出します。

割り出されるのは、比肩(ひけん)・劫財(ごうざい)・食神(しょくじん)・傷官(しょうかん)・偏財(へんざい)・正財(せいざい)・偏官(へんかん)・正官(生還)・偏印(へんいん)・印綬(いんじゅ)の10種類です。

【6】十二運

image by iStockphoto

十二運(じゅうにうん)は、運勢を人の一生に例えて、強弱・盛衰・性格・才能・能力などを表しています。中には「死や」病」といった不吉なイメージをもつ文字もありますが、運勢が悪いというものではありません。文字のイメージは鑑定に全く関係ないので、注意が必要な部分ですよ。

十二運は全部で、長生(せいちょう)・沐浴(もくよく)・冠帯(かんたい)・建禄(けんろく)・帝王(ていおう)・衰(すい)・病(びょう)・死(し)・墓(ぼ)・絶(ぜつ)・胎(たい)・養(よう)の12種類で示します。

四柱推命で詳しく自分を分析してみよう

四柱推命は漢字が多く、一見すると難しいと思われがちですが、一度理解すると誰でも個人を深く知られるツールとして非常に便利です。自分自身を客観的に見れない人にも、自己分析をするのにおすすめの方法ですよ。四柱推命で、まだ見ぬ自分に出会えるかもしれません。

1 2
Share: