- 引きこもりの社会復帰が難しいと言われる理由
- 1.人との関わりが怖い
- 2.自由を求めすぎている
- 3.プライドが高い
- 引きこもりから脱出して社会復帰する方法
- 1.軽めの散歩などでまずは身体を動かす
- 2.始めからがっつり働こうとしない
- 社会復帰を目指す4つのステップ
- 1.医療機関に相談
- 2.生活を正して心身の安定を目指す
- 3.対人関係を構築するためのリハビリを受ける
- 4.就職活動の準備
- 引きこもりの人が仕事を始めるメリット
- 1.経済的に自立できる
- 2.社会に属しているという安心感が生まれる
- 3.知識を身に付け成長を実感できる
- 引きこもりの人は無理のないレベルで仕事を探すのがいい
- 引きこもりから早く脱出したくても社会復帰に焦りは禁物
この記事の目次
引きこもりの社会復帰が難しいと言われる理由
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引きこもりの人は、社会復帰が難しいと言われています。なぜなのか、まずはその理由に迫っていきましょう。
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1.人との関わりが怖い
引きこもりの人が社会復帰することが難しいのは、人と関わるのが怖いからだと言われています。特に就職してから仕事などで怒られることが続いて、自信を失ってしまい引きこもりになった人は数えきれないほどです。怒られたときのことを思い出すと、震えを抑えることができず、人との関わりを避けるようになってしまうのでしょう。実際に、引きこもりの多くは家族とすらまともに話すことがなくなるため、人との関わりが怖くなるのもうなずけます。
2.自由を求めすぎている
自由を求めすぎていることも、引きこもりの原因になることがあります。引きこもっている間は、人生の中で充実感を味わうことがありませんが嫌なこともありません。社会復帰してもゼロから仕事を覚えたり、人間関係に気を使ったりする場面も出てきますから、それなりの我慢は必要です。その結果、自由な環境を手放すことを嫌がり社会復帰を拒むようになります。
3.プライドが高い
プライドの高さが社会復帰を遠ざけている場合もあります。正社員として働くこともできるでしょうし、起業して独立してやっていける人も中にはいるかもしれません。しかし、長い間引きこもっていると、気力がなくなり、行動を起こそうとしなくなります。自己評価と社会からの評価にギャップが生まれプライドだけが先行して、社会復帰が難しくなってしまうのです。
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引きこもりから脱出して社会復帰する方法
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いつまでも家族を頼ってばかりではいけません。遅かれ早かれ、いつかは社会復帰を果たして独り立ちしていく必要があります。そのために、焦らず次のような方法で社会復帰を目指してみるといいでしょう。
1.軽めの散歩などでまずは身体を動かす
長い間引きこもっている人が、いきなり仕事に就いて社会復帰することは困難を極めます。まずは焦らず体力をつけるところからスタートしてみてはどうでしょうか。とくに、外に出て軽めの運動をする、家の中ならストレッチをするだけでもリフレッシュにつながります。料理を作ったり掃除をしたりするのもおすすめです。すぐに仕事をせずとも、求人情報を眺めているだけでもポジティブな気持ちが生まれてくることもありますよ。大切なことは、目標を設定せずに「家族と一緒に何かをしてみること」「動き出すこと」です。そうして少しずつ社会に触れる機会を増やしていましょう。
2.始めからがっつり働こうとしない
社会復帰と言うと、「仕事に就く」と考えるのが一般的ですが、始めからフルタイムで働こうとする必要はありません。いきなりのフルタイムはかなりハードルが高いもの。引きこもりが長いと外に出るということ自体が壁となってしまうので、時間をかけて慣れていくようにしてください。まずはアルバイトやパートからスタートして、社会に参画している喜びを感じながら、自分のペースに合わせて復帰を目指すようにしましょう。