実はストレスを解消するためには「ストレスを整理する技術」がとても大切になってきます。今回の記事ではストレスの原因やストレスを感じた時に必要な行動・具体的な解消法について、感情の起伏が激しいけど穏やかにストレスを解消できるようになった筆者がお伝えします。
ストレスが溜まってしまう原因
image by iStockphoto
ストレスといえばどのような事が頭に浮かびますか?筆者は人間関係と家族関係でストレスを抱える事が多くあり、毎日ストレスを感じている時期もありました。そのため「ストレス=周りの環境のせい」と考えており、周りが変化しない事には自分のストレスは減らないと思い込んでいたのです。
しかしストレスの要因は周りの環境だけでなく自分の状態も大きく関係していると筆者は考えています。まずはどのような事が自分のストレスに影響を与えているのか見ていきましょう。
1,自分の限界を超えて物事に取り組んでいる
日々生活していく中で「イライラしやすくなった」「何もやる気が起きない」「前向きな気持ちになれない」など感じる時ありませんか?このような症状は自分の心や身体からの「限界だよ」「休んで欲しい」のサインかもしれません。
現代人は特に慢性的に睡眠不足だったり、休日も少なく働きすぎていたりする場合が多いです。自分からのサインを無視して物事に取り組み続けていると、自分の心身にストレスとして現れやすくなります。
2,自分の感情の整理整頓が苦手である
「感情がコントロールできない」「周りに八つ当たりしてしまう」「他人に振り回されやすい」など自分の感情の整理整頓が苦手な方はストレスが溜まりやすい傾向にあるのではないでしょうか。特にネガティブな感情に対して「どのような方法ですっきりさせるのか」決まっている人とそうでない人ではストレスの溜まり方が大きく違うと言っても過言ではありません。
感情の起伏が激しい筆者は自分の感情の整理整頓が苦手で、周りの人や物に八つ当たりをして冷静さを取り戻している時期がありました。
3,他人や身の回りの出来事の問題
「理不尽な事をされた」「トラブル続きで物事が上手く進まない」など他人や身の回りの出来事の問題でストレスが溜まる事はよくありますよね。自分の予想をはるかに上回る出来事があったり不意にトラブルに巻き込まれたりなど、自分自身でコントロールできない事は多くあります。そのためストレスを上手く解消できずに溜め込んでしまう方も多いのではないでしょうか。
ストレスを感じた時に必要な行動
それではストレスを感じた時に必要な行動について説明していきたいと思います。筆者のストレス解消の順番は「頭の中のストレスを全部取り出す→ストレスを分類する→解決策を考える」です。こうする事によりたくさんのストレスで頭が混乱する事を防ぎ、冷静にストレスと向き合う事が出来ます。
自分自身がどのような事でストレスを抱えやすいのかその傾向をつかみ、自分に合った解決策を見つけるためにもぜひ取り組んでみてください。
1,頭の中のストレスを全部取り出す
image by iStockphoto
頭の中のストレスを全部取り出すとは、「ストレスの内容を文字に起こす」という事です。ノートや携帯のメモ帳機能など自分が使いやすいものを活用しましょう。そして頭の中に浮かぶストレスの内容や自分の感情、相手の様子などを全て取り出すようなイメージで文字にしてみてください。
記録の方法は自由ですが、筆者は「何があったか」「どんな気持ちになったか」「何を期待していたか」「怒りやイライラの度合い」「相手の様子」「今日の自分の調子」などを細かく箇条書きにして記録しています。
2,ストレスを分類する
ストレスを全部記録し終わったら、ストレスを大まかに2種類に分けていきます。それは「自分がコントロールできる事」と「自分ではコントロールできない事」です。それぞれに分けて考える事で頭が混乱しにくくなり、何に焦点を当てて考えるべきか分かりやすくなります。特に「自分がコントロールできる事」に着目する事はストレスを解消する上で重要なポイントです。次の項目から詳しく説明していきます。