蜘蛛が家に出ると縁起がいいといわれる2つの理由とは
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両親や祖父母などから「蜘蛛を殺してはいけない」といわれたことはありませんか?また蜘蛛は家や人間にとって益虫といわれ縁起がいいといわれています。ここでは蜘蛛は縁起がいいという2つの理由について詳しく解説しましょう。
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理由1蜘蛛は家の中の害虫を食べてくれる益虫だから
家の中で見かける蜘蛛には大きく分けて2種類あります。ひとつはゴキブリなどの害虫を駆除してくれるアシダカグモ。足が10センチほどある大きいサイズの蜘蛛です。もうひとつは1センチくらいの大きさの小さな蜘蛛でハエや蚊などの虫をエサとしているハエトリグモ。どちらも家の中の嫌な虫を駆除してくれる益虫といわれています。
蜘蛛を家の中で見かけると縁起がいいといわれる理由のひとつは、家の中の害虫を食べてくれるから。害虫から家を守っているともいえるでしょう。
以前は家の中にいる害虫を駆除するための有効で手軽な殺虫剤などがなかったため蜘蛛などの益虫がとても大切にされたといいます。そのため害虫を食べてくれる蜘蛛は縁起がいいといわれるようになったといえるでしょう。
理由2蜘蛛はお釈迦様の使いといわれているから
蜘蛛は蜘蛛の糸を自在に操ることができますよね。そしてお釈迦様はこの蜘蛛の糸を巧みに操るといわれています。そして蜘蛛はお釈迦様や天界の高貴な人々、ご先祖様からのお使いという霊界とをつなぐ大切な存在とも考えられているようです。蜘蛛はシチュエーションによって異なるとはいえスピリチュアルな意味でも幸運をもたらすと考えられている縁起の良い生き物といえるでしょう。
蜘蛛にまつわる4つの言い伝えとは?
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日本だけではなく海外でも蜘蛛を題材にしたたくさんの言い伝えがあります。とくに朝、蜘蛛を見た当日は一日ハッピーに暮らすことができる、夜見たときは災難や困ったことが起こる、さらに蜘蛛の巣は魔除けや商売繁盛を意味するという4つの言い伝えについて詳しく解説しましょう。
朝に蜘蛛を見たら幸運が訪れる
日本では朝蜘蛛を見かけた当日はとても幸運な日といわれています。とくに天井から蜘蛛の糸でぶら下がっている蜘蛛は最高に縁起がいいとか。また小さな蜘蛛があなたに向かって飛んで来る・あなたについてしまうという場合は、あなたの金運が上昇する予兆ともいわれていますよ。
じつは蜘蛛が巣をつくるのはとてもお天気がいい時だけ。昔は行商が盛んで天気に商売が左右されることもありました。そのため蜘蛛を朝見かけたときはその日は一日晴天に恵まれるということ。そして商売が繁盛するという意味でもあったのです。
夜に蜘蛛を見たら不吉なことが起こる
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朝見る蜘蛛は縁起がいいといわれていますが、夜見る蜘蛛は災難や良くないことが起こるとされ、忌み嫌われてきました。同じ蜘蛛なのに不思議ですよね。地獄から戻ってきたのが夜の蜘蛛。そして夜に蜘蛛を見ると家に泥棒がやってくる、良くないことや災難が勃発するとか。確かに夜、蜘蛛を見るととても嫌な気持ちになりますよね。まずは言い伝え通り不吉なことが起こらないように気を引き締めて行動することが大切といえるでしょう。
蜘蛛の巣は邪気を捕まえる魔除け
玄関先などに作られた蜘蛛の巣は魔除けになるといわれています。しっかりと作り込まれた蜘蛛の巣で、玄関などから入ってくる悪い気をかっちりとからめとって家の中に入らないようにしているというわけ。
海外でも魔除けとして蜘蛛の巣のモチーフが用いられることがあるとか。ただ良い気も入ってこないのではないかという疑問が生じますが、良い気は蜘蛛の巣の間から少しずつしみだしてくるといわれています。