先祖供養はどうやって行うの?
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先祖供養はどのようなことを行えばいいのでしょうか?以前は家ごとに各宗派の寺院の檀家となっていました。しかし最近では、自分の家の宗派もわからない人も多いのではないでしょうか?
先祖供養の方法にはふたつの方法があります。ひとつはお寺に依頼して行う方法、もうひとつは自分で行う先祖供養です。
お寺には檀家制度があり、あなたの家が檀家となっている場合は檀家となっているお寺に先祖供養を行ってもらうことができるでしょう。ただ、最近では檀家制度はあまり機能しておらず、他の宗派でも快く供養を行ってくれるお寺が増えています。あなたの家の宗派がわからないときは、近くのお寺に相談してみるといいでしょう。
自分で行う先祖供養とは、仏壇に手を合わせたりお供え物をする、墓参りをする、遺影や遺品を飾りお参りをするなどがあります。あなたの状況にあった方法で先祖供養を行うといいでしょう。
お寺に依頼する3つの先祖供養の方法
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お寺に依頼しなければならない先祖供養には3つあり、ひとつは忌日法要・年忌法要といわれる法要です。もうひとつは自宅にある仏壇にお経をあげてもらう、最後は卒塔婆を立ててもらうという方法でしょう。ここではお寺に依頼しなければならない3つの先祖供養の方法について詳しく解説します。
忌日法要・年忌法要
忌日法要は、亡くなった人が成仏することができるように亡くなった日を1日目として7日経過するごとにおこなわれる法事のこと。そのなかでも初七日・四十九日は大切な日とされています。
年忌法要は一周忌、三周忌など亡くなってから奇数年ごとに営まれる法要のこと。とくに一周忌と三十三回忌は重要な法事とされています。通常、三十三回忌で年忌法要は最後といわれているようですね。このほかにも三回忌、七回忌、十三回忌に法要を行うこともあるようですよ。
いずれにしてもお寺に依頼して自宅、お寺、葬儀場などでお経をあげてもらうことになるでしょう。近年では、初七日をお葬式と同じ日に行うことが多くなったようですね。
自宅でお経をあげてもらう
僧侶に自宅まで来ていただき、お経をあげてもらうことができます。通常、お盆やお彼岸にお経をあげてもらうことが多いようですね。とくに初盆は、初めて亡くなった方をお迎えすることになるので、僧侶にお経をあげていただくとよいでしょう。
卒塔婆(そとうば)を立てる
卒塔婆は、インドの「ストゥーバ」に由来する先祖供養の方法のひとつとされています。一周忌などの年忌法要の時にお経をあげてもらい、お墓の横や仏壇の近くにたてる板状のもの。卒塔婆での供養は追善供養といわれ、子孫が徳を積むことができるといわれているようですね。
自分で行う3つの先祖供養の方法
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先祖供養はお寺に依頼するだけではなく日常的に自分自身で簡単に行うことができます。ここでは、自分自身でいつでもできる先祖供養の方法として、仏壇に手を合わせる・遺影や遺品に手を合わせる・お墓参りをするという3つの方法について解説しましょう。