失敗が怖い原因と克服方法を人間心理に基づいて解説する – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
心や体

失敗が怖い原因と克服方法を人間心理に基づいて解説する

1.失敗の意味を再定義する

失敗とは、成功に向かう途中のプロセスであり、別の言い方をすれば貴重な学びの機会でもあります。成功した人々の多くが、何度も失敗を経験しながら成長していることが理解できると、失敗に対する捉え方を変えることができるかもしれません。失敗はダメなことではなく、失敗は成長の糧と考える習慣を身につけることが重要です。失敗するということは前に向かって進んでいる、挑戦している証拠でもあります。逆に、失敗しないということは、現状維持で何もチャレンジをしていないということの表れでもあるのです。

2.小さな成功体験を積み重ねる

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いきなり大きな目標を達成しようとすると失敗への恐怖も大きくなります。まずは、小さな成功体験を積み重ねることに注力してみましょう。例えば、「今日はいつもより10分多く練習できた」「新しい単語を5つ覚えられた」といった小さな成果を意識することで、自信を高めることができます。ここで大切なことは、他人と比べないこと。比べるのは過去の自分、昨日より1ミリでも進んでいればいいのです。

このような小さな体験が自分を認め、自信をつける方法でもあります。さらに効果を高めるのであれば、できたことを声に出してみたり、紙に書き出したりしてみるのもいいですね。

3.完璧を求めない

100%完璧でなければならないという考え方を手放し、50%でも70%でも充分できているという意識を持つことで、プレッシャーがかなり軽減するはずです。現に、多くの成功者は「まずは行動しあとで改善する」というスタンスを取っています。失敗を恐れるよりも、まずはやってみることを優先して、挑戦のハードルを下げてみましょう。失敗の定義を変えることで、さらに挑戦しやすくなりますよ。

4.ポジティブな自己対話を増やす

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「どうせうまくいかない」と考えるのではなく、「失敗したとしても成長のチャンスだ」と考えることが重要です。自身に対してポジティブな言葉をかけることで、自己効力感を高め、失敗への恐怖が軽減するでしょう。人は1日に4~6万回以上の自己対話をしているというデータもあり、それがネガティブかポジティブかによって、その人の自己肯定感にも影響ます。「私には挑戦する勇気がある」「私はできる」「失敗しても大丈夫」といったポジティブなフレーズを日常的に意識するのもいいですね。

5.他人の目を気にしすぎない

他人の評価を過度に気にすることで、失敗への恐怖が増します。ですが、実際には人はそれほど他人の失敗を気にしていません。あなたも過去を振り返ってみて、誰かの失敗を今でも覚えていますか?自分のことに精一杯で、他人のミスを長く覚えている人はほとんどいないのです。「人は思ったほど自分に関心がない」と考えることで、失敗へのプレッシャーを軽減できます。

それでも気になってしまうときには、あなたが何をする場合にも、一定の割合で反対もしくは批判する人がいるということを理解しましょう。たとえ批判されたとしても、気にし過ぎなくていいと思えるのではないでしょうか。

6.「失敗リスト」を作る

あえて「過去に経験した失敗のリスト」を作成し、それを振り返ることも効果的。当時は大きな失敗だと思っていことが、今となればそこまで大したことではなかったことに気づけます。過去の失敗が自分の成長につながっていることを実感することで、失敗への恐怖心を和らげることができるでしょう。
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