お金を盗む人の心理とは?その裏にある本当の理由と病気の可能性も含め筆者が徹底的に解説 – ページ 2 – Mistory[ミストリー]
人間関係

お金を盗む人の心理とは?その裏にある本当の理由と病気の可能性も含め筆者が徹底的に解説

3.悪い行為とは思っていない

先述したように、手癖の悪い人は物を盗むことを悪い行為だと思っていません。法律に違反する行為ですが、彼らは全く罪悪感がないどころか悪いことをしている意識が欠如しています。逆に、人の物を盗むことに生きがいや喜びを感じている人がいることに驚きを隠せません。

窃盗癖は病気の可能性もある?

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「お金を盗む」「物を盗む」という行為は窃盗罪にあたりますが、盗む行為が常習的な人はある種、病気を抱えている可能性があります。

1.クレプトマニアという精神障害

物を盗む癖のある人は、一種の精神障害の可能性が。それは「クレプトマニア」というもので、物やお金を盗むときに得られる緊張感と盗んだあとの達成感や解放感からくる精神的な高揚に快楽を感じるのです。何度も窃盗を繰り返してしまう精神的障害で、クレプトマニアは「窃盗癖」と呼ばれ、自分の利益を得るための窃盗とは性質が異なります。その犯罪は1件当たりの事案で、数百円~数千円程度の軽微な被害ではあることが多いものの、何度も盗み(万引き)を繰り返してしまうため、逮捕歴が積み重ねっていく人もたくさんいるのです。

このようなことから社会復帰が難しい人も少なくないため、問題のレベルはかなり深刻。あなたの身近なところにこのように万引きを繰り返す人がいるなら、クリプトマニアを疑う必要があるでしょう。

2.お金はあっても何度も窃盗を起こす

「手癖のある人は、お金があっても盗みを何度も繰り返す」と先述しましたが、まさにクレプトマニアの人は、物・お金を盗んでいるときのスリリングな雰囲気が堪らないのです。まさに精神的な疾患と言っていいでしょう。

3.窃盗でストレス発散

クレプトマニアの恐ろしいのは、ストレスが原因になっていることや依存性がある点。「ストレス社会」と呼ばれる現代社会において、ストレスに悩まされている人はたくさんいます。その抑圧された精神から解放されたいがために何度も窃盗を繰り返してしまう。窃盗行為でストレスを発散することは、常人なら理解しがたいことではありますが、実際にあるのが現状です。

4.必要ないものまで盗んでしまう

必要ないものまで盗んでしまうクレプトマニアの人。盗んでいるものは、本人にとって必ずしも必要なものではありません。盗む行為自体が彼らの目的なので万引きがお店にバレず済んだ場合、盗んだものを他人に譲ったり捨てたりすることはよくあること。まるでゲーム感覚やギャンブルのような感覚なのでしょう。
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