マザコンとはどんな人?その特徴や付き合い方を人生経験豊富な筆者が解説
母親思いとマザコンは違う
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ここで誤解してはならないことは、「母親思いとマザコンは違う」ということ。では「母親思い」と「マザコン」とではどんな違いがあるのでしょうか?それは親に対する考え方と言ってもいいかもしれません。表面的には「母親思い」「マザコン」ともに、母のためという考え方がベースになっているように思われるでしょう。しかし、マザコン男性は心の奥底には、親のためではなく、自分のためという考え方が隠されているのです。
親の誕生日にプレゼントをしたとしましょう。母親思いの男性なら、素直に母親に喜んでもらいたくてプレゼントを贈るのですが、マザコン男性の場合は母親を喜ばせることで、「認められたい」「愛されたい」という見返りがあるのです。このことから、母親の考えや意見に振り回されず自分の考えを持っているかどうかが、両者の根本的な違いと言ってもいいでしょう。
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1.母親が息子に干渉し過ぎる
男性がマザコンになってしまう原因は、母親が息子に干渉し過ぎる点が考えられますね。過保護に育ってきた男性は、自分の人生の中で節目となる進学・就職でも母親に相談。親が選んだ道を進もうとするので、自分1人で考えて行動することができません。その結果、マザコンになってしまうのです。ただ、母親が仕事などで忙しいために我が子と接する時間が少なかった場合も、母親に認められたいという心理が息子に残り、マザコンになる可能性もあります。
2.両親の会話が少ない
両親の会話が少ない場合も、男性をマザコンにする土壌を作ってしまうことがあります。父親はいつも仕事で多忙を極めていて、家を留守にすることが多い。その結果、子育ては全て母親任せになってしまいます。母親の愛情が我が子に集中してしまうので、子供がマザコンになる可能性があるのです。このほかにも、親の仲が悪い環境の中で育った場合も、息子が母親の味方になろうとするため、依存関係が生まれることがあります。
3.母親の自己肯定感が低い
母親の自己肯定感が低い場合も、子供がマザコンになることが少なくありません。周りの人に認めてもらいたいという思いを強く抱いているため、その感情が息子に向けられしまうのです。我が子に自分を重ねて理想を追い求めてしまうため、子供の進学や就職に口を出してコントロールしようとする結果、マザコン男を作り上げてしまうのでしょう。