方法4-1:体から心へアプローチ(手をひらいてパーの状態に)
心と体は深いつながりがあります。気持ちがこわばると、体にも自然と力が入る経験はありませんか?緊張したときに手から汗がでる、手が震えるなども心の状態が体にでている証拠です。体から心へアプローチして緊張を和らげましょう。2つ紹介します。まずはひとつめ、やり方はとてもシンプルです。手をひらいてパーの状態にしてみるだけ。
緊張すると手を握っていることが多いのですが、手をひらくことで体の力が抜けてリラックスできます。
方法4-2:(深呼吸をする)
ふたつめは、深呼吸をすること。緊張していると呼吸が浅くなるのですが、ため息がでるのも息を吐くことで体のこわばりをとっている自然現象なのです。まずは息をふーっと吐いてみてください。ここでポイントなのが、先に息を吐くことにあります。深呼吸といえば吸って吐いてをイメージする人が多いのではないでしょうか。
緊張しているときは体をアクティブにする交感神経が優位になっているので、先に息を吐きだすことで体をリラックスさせる副交感神経を高めることが必要になります。8秒かけて吐いて、4秒かけて吸うのが良いでしょう。細く長くゆっくりと吐いてみてください。
方法5:水やガムで気持ちを落ち着かせる
気持ちが高ぶっているときに水を飲むと、胃腸が刺激されて体をリラックスさせる副交感神経が働いて緊張をほぐしてくれます。焦って飲まずにゆっくりと飲むのがコツです。またガムを噛むことで、表情筋が緩んで副交感神経が高まり自律神経を整えることもできます。メジャーリーガーの選手でガムを噛んでいる人がいるのも、普段のパフォーマンスを発揮するためなんです。
緊張しやすい人の5つのストレスケア方法
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ストレスを溜めないようにバランスのとれた食生活、適度な運動と質の良い睡眠が良いことは皆さん知っていることですね。ここではストレスの溜まりすぎを防いで、日々の生活に役立てられる方法を紹介します。自分ができそうな方法をいくつか選んで実践してみてください。
方法1:不安なことを紙に書きだす
筆記開示法といって、自分のネガティブな感情を紙に書くだけの方法です。何を書いてもOKで、モヤモヤが解消させるまで書いてみましょう。誰にも見せずに、自分だけの心の中の感情を紙に吐き出してください。書いた紙は捨ててしまって大丈夫です。不安な気持ちが解消されて、前向きな気持ちになれます。
方法2:自然を楽しむことで時間に余裕を
ダービー大学が行った分析で、人は自然とふれ合うことでリラックスできるという結果がでています。
マッサージよりも自然によって癒される効果のほうが高いというデータがでたのです。スタンフォード大学が行った実験では、自然にふれると時間が長くなったような感覚になることがわかっています。近くの公園を散歩してみたり、観葉植物を置くと良いでしょう。
まずはスマホの待ち受けを自然の画像にしてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。