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過保護とは?過干渉との違いは?過保護な親とその子どもの特徴・対処法を実際に過保護に育てられた筆者が解説!

特徴3. 子ども自身で出来ることでも親がやろうとする

特徴の3つ目は、子ども自身で出来ることでも親がやろうとすることです。幼少期は何もできないので親の助けが必要になりますが、過保護であると子ども自身でできるようになっても思わず親がやってしまいます。多くのことを親がやってしまうという家庭は過保護な家庭である可能性が高いです。

過保護かどうか判断する材料に、自分が頼んでもいないことをやろうとしてくるか確認してみましょう。もし頼んでいないことを事前にたくさんやろうとする親であれば、過保護になっている可能性があります。

過保護に育てられた人の特徴3選

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ここでは過保護に育てられた人の特徴を3つ解説します。過保護に育てられた人はある特徴を持っており、大人になっても残ってしまうことが多いです。自分の性格を客観的に見つめなおし、特徴に当てはまっていないか確認してみましょう。

特徴1. 自尊心が強く、プライドが非常に高い

特徴の1つ目は、自尊心が強く、プライドが非常に高いことです。過保護に育てられた人は幼少期から何でも褒められて育っていくので、自分は偉い人、すごい人だという認識を持ってしまうことがあります。その認識は普通の人は成長と共に薄れていくものですが、過保護に育てられると異常に褒められ続けるために大人となっても過剰な自信が残るのです。

みなさんは自分に対してどのぐらい自信があるでしょうか。自信を持つことは良いことですが、自分の能力からかけ離れている自信である場合には注意が必要です。自分が持っている自信は親からつけられているものなのか、自分の能力によって得られている自信なのかを考えてみましょう。

特徴2. 困ったことに直面した時、まず親に連絡をする

特徴の2つ目は、困ったことに直面した時、まず親に連絡をすることです。過保護な親の特徴で述べたように、過保護な親は子どもの手助けを異常に行います。幼少期から親の助けをたくさん借りていることで親は何でも解決してくれる人だという認識になり、大人となっても手を借りようとしてしまうのです。

あなたは困った時にどのように解決しようとしているでしょうか。もし、すぐに親の顔が浮かぶ方は過保護に育てられている可能性が高いです。

特徴3. 自己中心的な行動を多々する

特徴の3つ目は、自己中心的な行動を多々することです。過保護に育てられた方は、幼少期に行動を正されるという経験が非常に少なくなっています。行動を正されるという経験がないことで自分の行動はすべて正しいと錯覚し、大人になっても自己中心的な行動を繰り返してしまうのです。

自己中心的な行動をする人というものは、自分でそのことを認識していないことが非常に多くあります。自分の行動は正しいと思っているので自認できないのも当然ですね。自分が自己中心的な行動をしているかどうか確認するためには自分の行動を客観的に見ることが必要です。自分の行動をメモしてみる、行動のたびに振り返ってみるなどを実際におこなってみましょう。

過保護な親からの抜け出し方

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過保護な親から抜け出すことは非常に難しいものです。抜け出したいと考えている方は時間がかかり、かなりの努力が必要だと認識しておきましょう。

抜け出すための具体的な方法としては、物理的に親との距離を開けることです。実家で過ごしているとどうしても親との接点は生まれ、親も過保護を続けてしまいます。一人暮らしをしてみる、家にいない時間を長くするなどの対処を行うことで少しずつですが過保護な関係から抜け出すことが可能です。この方法を伝えるとめんどくさい、不安だという方が多くいますが、そう考えることがすでに過保護な関係になっている証拠かもしれません。勇気を出して対処法をおこなってみましょう。

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