剣(ソード)の性質とは
剣(ソード)は、進む道を切り開き、時には困難とも闘う道具。しかし、使い方次第で相手を傷つけることになるため、自分自身の見解や意識を持って、適正に使う必要があります。そんな剣(ソード)の持つ性質は風。知性や信念、意志や方針を象徴します。
聖杯(カップ)の性質とは
聖杯(カップ)は、溢れ出る水の性質を持ちます。聖杯は愛情などの感情や女性性を象徴し、あふれ出る水は感情を示していますよ。また、水は受け入れるものの形によってどんな形にも変化するので、リーディング時には、相手によって状況が変わるという意味にも変化します。
金貨(コイン・ペンタクル)の性質とは
金貨(コイン・ペンタクル)は、地道な努力をしてこそ手に入れられるものですよね。そのため、金貨(コイン・ペンタクル)の持つ性質は地の性質。金貨(コイン・ペンタクル)は、長年の努力を重ねて手に入れた実績や人脈現実的、物理的な世界を象徴しています。
エースは手の変化にも細かな意味がある
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小アルカナのエースに描かれている「手」ですが、この手の様子や右手か左手かなどによっても意味が変化します。リーディングをする際、エースに描かれている手は、リーディングをされている本人の手。棒(ワンド)と剣(ソード)は力強く握っている様子で描かれていますよね。これは、能動的であることを意味し、自分の気持ちや行動力が優先されスタートするということの象徴です。
一方、聖杯(カップ)と金貨(コイン・ペンタクル)は、手を受け皿にしているように描かれています。そのため、受動的という意味となり、周囲の人や環境が関わったスタートの象徴となりますよ。
手の向き
エースに描かれている手には、向きが2パターン存在します。右から出てくる手と、左から出てくる手。タロットカードでは、右側を未来・左柄を過去とします。そのため、右側から手が出てきている棒(ワンド)と聖杯(カップ)は、足取り軽い未来へのスタートの象徴です。反対に、左側から手が出てきている剣(ソード)と金貨(コイン・ペンタクル)は、過去の努力や実績の上に成り立つ、受動的なスタートの象徴になります。
人物(コートカート)の特徴
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小姓(ペイジ)・騎士(ナイト)・女王(クイーン)・王様(キング)は、数字のエース~10と同様に、徐々に成長するという特徴を持ちます。また、具体的な年齢が決まっており、小姓(ペイジ)は15歳以下の男の子、騎士(ナイト)は20代~30代の若者、女王(クイーン)は成熟した女性、王様(キング)は、成熟した男性で壮年期(40代~50代)ぐらいの男性を象徴していますよ。
人物を表すコートカードは、実際に存在する人物を示していることが多いので、リーディングの際、細かな情報を読み取るのに非常に役立つ小アルカナといえるでしょう。