対処法は自分で自分を承認すること
承認欲求を完全に消し去ることはできませんが、弱めることは可能です。承認欲求の強い人は、前述した通り他人と比べてしまうことが多いと考えられます。自分のものさしではなく、他人のものさしで生きてしまっているのです。自分のものさしで生きる、つまり自分で自分を承認することが重要になります。小さな成果でも自分を褒めて自分を認め、自己肯定感をあげていきましょう。
上手な接し方は継続的に褒めてあげること
承認欲求の強い人が学校や職場にいた場合はどう接するといいのでしょうか。大切なのは、その人自身を褒めてあげることです。テストでいい点数だった時、業務で少しでも成果を上げた時に声をかけたり、目標に向かって努力している姿勢を褒めたりすると認められたという気持ちになり、承認欲求が充たされます。
しかし、承認欲求は一度充たされても長期間充たされることはありません。継続的に声をかけることが大切だと言えるでしょう。
自己顕示欲が強い人の特徴や原因、対処法は?
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自己顕示欲とは、他人から認められたいがゆえに自分を強くアピールしたいと思う欲求です。他人から認められるために行動する人には、どのような特徴や原因があるのでしょうか。対処法も解説します。
特徴は目立ちたがり屋で負けず嫌いこと
自己顕示欲が強い人に多いのは、自分が一番になりたいという考えを持っていることです。注目を集めたいがゆえに他人がどうあるのかということに非常に敏感で、自分と他人を比較して自分の方が目立っているのか、負けていないのかを考えます。組織のリーダーになったり、ブランドものの写真をSNSに載せたり、自分自身のステータスを気にする傾向があると言えるでしょう。
原因は現状と理想のギャップが大きいこと
こんな将来だったら、成果を倍にできれば、モデルみたいにオシャレな生活ができれば、など、皆さんもきっと何かしらの理想を抱えているはずです。自己顕示欲の強い人は、その理想と現状のギャップが大きく、現状に満足していないことが多く見られます。また、周りと比べて自分の方が劣っていると感じて、現状をどうにか打破したい時にも自己顕示欲が現れるのです。
対処法は現状の自分を認めてあげること
現状に満足せず、理想を追いかけることは非常に良いことです。しかし、現状にも目を向けてみてください。人より劣っていることは何も悪いことではありません。人それぞれの個性があるだけなのです。今あなたが満足していない現状を、誰かが羨ましいと思っているかもしれません。人との優劣を気にせず、今の自分を認めてあげましょう。