5.ウィッチクラフト:邪悪な世界とのつながり
時代や地域、社会背景などに関係なく人間社会において、少しでも異なる箇所を持った者はなぜかひどいいじめに会いやすいものです。目は顔にある為に隠すことも難しく、物事をネガティブにとらえる社会では悪魔や魔女といった邪悪な世界につながるとされ、オッドアイは迫害を受けてきた歴史があります。
東ヨーロッパではオッドアイを「魔女の目」と呼んで、邪悪な暗黒世界とのつながりを連想させるといわれました。生まれたばかりの赤ちゃんの目を片方、親が気付かない内に魔女が取り替えたと信じられていたことが原因です。
6.天使との関係性:チャネリングしやすい
オッドアイに特化した性質のひとつに、見えない力とのつながりがあります。それを神と呼ぶか地球外生命体ととらえるかは時代によって変わることですよね。聖母マリアの懐妊告知など、かつてあったとされる天使が降りて来て予知をするという言い伝えもオッドアイの人には起こりやすいと考えられています。
現代でもオッドアイを持つ人の中には、これまで行ったことのない場所の鮮明な夢を見たり、予知夢、正夢など睡眠中の無意識下でカラフルな体験をすることも少なくないそうです。実生活においてはデジャブの経験が多いことも、オッドアイとスピリチュアルワールドとのつながりを示すものと考えていいのではないでしょうか。
オッドアイがもたらすもの
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オッドアイを持つことで科学的には説明のつかないパワーを授けられ、大きな仕事を成し遂げる人もいます。古くは生涯一度も戦に負けたことのないマケドニアのアレクサンドロス大王、近代では俳優のダン・アクロイド、ジェーン・シーモア、キーファー・サザランド、ケイト・ボスワース、アリス・イヴ、大リーガーのマックス・シャーザー投手など。
20世紀初頭に著された2代目ロスチャイルド男爵夫人の書の中に、ご自身の令嬢のオッドアイについて書かれた箇所があり、その美しさを絶賛されていることが印象的です。黒に近い茶色の目の中に濃い紫色の輪ができている様子はやはりこの世のものとは思えない、スピリチュアル世界との関連性を強調したものといえます。
オッドアイの動物
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オッドアイで生まれてきやすい動物は猫、犬、牛、馬、うさぎなど人間の身近にいる家畜です。それぞれに毛色・毛並みが異なるように目の色にもさまざまある動物がオッドアイの可能性は人間と同じく低いもの。話には聞くけれど実物を見たことがないオッドアイを持つ動物に出会えた時の感動は言葉では言い表せません。
それほどの美しさと神々しさをたたえたオッドアイの動物に興味を覚える人は多いはずです。オッドアイで生まれてくるほとんどの動物は白を別にするとぶちの毛並みを持っているので、ペットとして選ぶ時の参考にしてみてはいかがでしょう。それではペットとしてもなじみの深い動物のオッドアイを見ていきます。
1.猫:金目銀目は縁起がよい
生まれた時は全員が青い目を持つ子猫ですが大人になってもそのままという場合は少ないですね。オッドアイになりやすい種類はターキッシュ・バン、ターキッシュ・アンゴラ、ペルシャ、スフィンクス、ダイアモンド・アイと呼ばれるタイのカオマニーそして日本猫。その土地に自然発生した種類も、交配を続けて作り上げた種類も関係なくオッドアイは誕生します。特にターキッシュ・アンゴラのオッドアイは湖のようなグリーンと空のようなブルーの目を持つのが特徴的。
猫の場合、純白または白い部分の多い毛並みの猫に片目が必ず青、もう片方の目が緑か黄色の組み合わせでオッドアイが出やすいようです。その希少性から、オッドアイを持つ日本猫は金目銀目と呼ばれ、飼えば家に安心と繁栄をもたらすペットとして珍重されてきました。科学的な根拠はなくとも伝承の存在が猫に現れるオッドアイのスピリチュアル性を後押ししてくれているのですね。
2.犬:牧羊犬に多いオッドアイ
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オッドアイを持つ犬種はハスキー、各種シープドッグ、ボーダーコリーのような走り回ることが仕事といってもいいタイプに多く見られます。黒い毛並みにあった茶色の目と透き通るような青い目のオッドアイを持った犬を見たことはないでしょうか。一見して視力が弱そうな雰囲気なのですが単に体内のメラニン色素のアンバランスによって起こることなので目の機能性に問題はありません。
犬の中ではシベリアンハスキーにオッドアイの出現率が圧倒的に多い中、この犬種に限っては目の色素異常とのかかわりがありません。取り立てて知性派とは呼び難い犬種とはいえ、左右非対称なオッドアイの為にかえって涼しげな目元が理知的な印象を与えている人気の犬種といえます。