六十干支とは?3つの知識と調べ方・読み方をスピリチュアリストの筆者が解説 – Mistory[ミストリー]
干支

六十干支とは?3つの知識と調べ方・読み方をスピリチュアリストの筆者が解説

暦や占いに使われる日本で古くから親しまれている干支は中国発祥。特に十二支は生まれ年で決まり、性格を象徴するものとして考えられていますよね。そこで今回は、さらに詳しく人の特性や暦を示す、六十干支についてスピリチュアリストの筆者が解説します。六十干支の生まれ年、特徴を一覧でわかりやすくまとめたので、自分を分析したい人はぜひチェックしてみてくださいね。

六十干支とは60種類の干支

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六十干支は「ろくじっかんし」と読み、その名の通り60種類に展開されている干支を示します。まず干支は、この世の万物を陰陽、5つの要素に分けて考える陰陽五行説から生まれた概念。その中でも十二支(じゅうにし)と十干(じっかん)を組み合わせた干支が、六十干支と呼ばれています。

六十干支の調べ方は生まれ年による計算

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自分の六十干支は、生まれた年から計算できます。自分の干支は知っていても、六十干支まで把握している人は少ないでしょう。今回は生年月日ごとの六十干支とその特徴を一覧で紹介するので、ぜひ自分のものをチェックしてみてください。四柱推命で使われる概念なので、細かく自分の特性を把握できますよ。
六十干支:十干と十二支を組み合わせた概念

1:甲子(きのえね):1984年:誠実で努力家
2:乙丑(きのとうし):1985年:忍耐力があり優しい
3:丙寅 (ひのえとら):1986年:周囲を引っ張るリーダー
4:丁卯 (ひのとう):1987年:朗らかで繊細な芸術家
5:戊辰 (つちのえたつ):1988年:穏やか縁の下の力持ち
6:己巳( つちのとみ):1989年:自分をしっかり持つ勤勉タイプ
7:庚午( かのえうま):1990年:信念を貫く頭脳派
8:辛未(かのとひつじ):1991年:信用度の高い人たらし
9:壬申 (みずのえさる):1992年:人懐っこい気配り上手
10:癸酉(みずのととり):1993年:知的で優しい世話好き
11:甲戌(きのえいぬ):1994年:初志貫徹の合理主義
12:乙亥(きのとい):1995年:正義感の強い聖人
13:丙子(ひのえね):1996年:チャンスをものにする成功者
14:丁丑(ひのとうし):1997年:マイペースで義理堅い
15:戊寅(つちのえとら):1998年:社交的なチャレンジャー
16:己卯(つちのとう):1999年:人好きするムードメーカー
17:庚辰(かのえたつ):2000年:信頼される実力者
18:辛巳(かのとみ):2001年:直感力のあるカリスマ
19:壬午(みずのえうま):2002年:おおらかで明るい正直者
20:癸未(みずのとひつ):2003年:愛嬌がある頑張り屋
21:甲申(きのえさる):2004年:親しみやすいみんなの友人
22:乙酉(きのととり):2005年:犠牲心の強い優等生
23:丙戌(ひのえいぬ):2006年:義理人情にあつい忠犬タイプ
24:丁亥(ひのとい):2007年:感受性豊かな現実主義
25:戊子(つちのえね):2008年:純粋で意志の強い頑固者
26:己丑(つちのとうし):2009年:どっしり構えた職人
27:庚寅(かのえとら):2010年:行動力に優れたやり手
28:辛卯(かのとう):2011年:上品で可憐な癒し系
29:壬辰(みずのえた):2012年:情熱を秘めた自信家
30:癸巳(みずのとみ):2013年:どこにいても光る個性派
31:甲午(きのえうま):2014年:純粋でパワフルな貢献者
32:乙未(きのとひつじ):2015年:周囲を伸ばす先導者
33:丙申(ひのえさる):2016年:対応力のある世渡り上手
34:丁酉(ひのととり):2017年:才能豊かな芸術家
35:戊戌(つちのえいぬ):2018年:冷静で優しい敏腕家
36:己亥(つちのとい):2019年:ミステリアスな統括者
37:庚子(かのえね):2020年:判断力のある毒舌タイプ
38:辛丑(かのとうし):2021年:無邪気で社交的なまとめ役
39:壬寅(みずのえとら):2022年:バイタリティのある自由人
40:癸卯(みずのとう ):2023年:繊細で優しい平和主義
41:甲辰(きのえたつ):2024年:努力で理想を実現する遅咲き
42:乙巳(きのとみ):1965年:センスの光る不思議ちゃん
43:丙午(ひのえうま):1966年:エネルギッシュな主人公
44:丁未(ひのとひつじ):1967年:実は目立ちたい情熱家
45:戊申(つちのえさる):1968年:繊細な美的感覚を持つ夢想家
46:己酉(つちのととり):1969年:ムード作りが上手な人気者
47:庚戌(かのえいぬ):1970年:愛されやすい寛容タイプ
48:辛亥(かのとい):1971年:本質を見抜く人気者の達人
49:壬子(みずのえね):1972年:大胆でも愛嬌のある1匹狼
50:癸丑(みずのとうし):1973年:パワフルでも柔軟な癒し系
51:甲寅(きのえとら):1974年:何事にも前向きな理想主義
52:乙卯(きのとう):1975:人々を育てる優しいリーダー
53:丙辰(ひのえたつ):1976年:客観視が得意なみんなの太陽
54:丁巳(ひのとみ):1977年:地道に人々を導く開拓者
55:戊午(つちのえうま):1978年:打たれ強く勝ち気な挑戦者
56:己未(つちのとひつじ):1979年:温和で要領の良い絶対王者
57:庚申(かのえさる):1980年:知的で行動力のある守護者
58:辛酉(かのととり):1981年:完璧を追求する神秘主義
59:壬戌(みずのえいぬ):1982年:運に愛されるしっかりタイプ
60:癸亥(みずのとい):1983年:成功を掴みやすい晩成型

六十干支の3つの特徴

ここからは、六十干支の特徴を3つのポイントから紹介します。六十干支は数が多く難しい印象ですが、分解して考えると意外にシンプル。自分の知らない一面や、秘められたパワーを把握するヒントにしてみてください。

十干と干支の組み合わせで60通りになる

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六十干支は、十干と干支を組み合わせた60通りの干支を指します。それぞれ五行の属性があり、干支には陰陽の属性もあるのが特徴。組み合わせた六十干支にも、それぞれの特徴が引き継がれていて、人の性格や行動傾向などを表します。つまり自分の六十干支がわかれば陰陽のどちらに属しているか、五行のどこに属しているかも把握できるのです。

参考:暦の中のことば

十干

甲(きのえ):木属性:陽
乙 (きのと):木属性:陰
丙(ひのえ):火属性:陽
丁(ひのと):日属性:陰
戊(つちのえ):土属性:陽
己(つちのと):土属性:陰
庚(かのえ):金属性:陽
辛(かのと):金属性:陰
壬 (みずのえ):水属性:陽
癸(みずのと):水属性:陰

十二支

子(ね):水属性
丑(うし):土属性
寅(とら):木属性
卯(う):木属性
辰(たつ):土属性
巳(み):火属性
午(うま):火属性
未(ひつじ):土属性
申(さる):金属性
酉(とり):金属性
戌(いぬ):土属性
亥(い):水属性

六十干支の巡りが還暦とされる

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六十干支は一巡りで還暦を示します。年齢60歳、数え年61歳が還暦とされていて、自分の生まれた暦に戻ると考えられているのです。なかなか珍しいことではありますが、干支が二巡する120歳は大還暦と呼ばれます。古代中国の貴族が長寿を祝っていたのが発祥とされる文化で、今も日本では節目の歳です。
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