職場でのモラハラ事例を紹介!被害に遭いやすい人の特徴や4つの対処法を10社以上渡り歩いた筆者が解説 – Mistory[ミストリー]
人生の悩み人間関係

職場でのモラハラ事例を紹介!被害に遭いやすい人の特徴や4つの対処法を10社以上渡り歩いた筆者が解説

仕事は好きだけど、あの人がいると思うと職場に行くのがつらい。それはモラハラを疑っていい状況です。単純に性格が合わない、仕事のスタンスが違う、といったことであればうまく折り合いをつけていくしかないですが、モラハラを受けているとしたら話は別です。
自分の受けている行為がモラハラにあたるかを、この記事でご確認ください。職場におけるモラハラの事例と、被害に遭いやすい人の特徴や加害者の心理、対処法などを、転職を繰り返し10社以上渡り歩いた筆者が解説します。

モラハラの定義とは?パワハラとの違いも解説

image by iStockphoto

モラハラとは、「モラル・ハラスメント」の略称です。道徳や倫理に反する嫌がらせ行為のことで、いじめ、パワハラと近いものと分類されます。

パワハラとの違いはその関係性で、パワハラは立場が上の人から下の人へ行われますが、モラハラは同僚からや、部下から上司へなど、あらゆる関係性で起こるものです。また、肉体的な暴力ではなく精神的な暴力で被害者を追い詰めていきます。

被害が目に見えにくいため、被害者、加害者ともにハラスメントだと認識していないことがあるのが厄介な点です。指摘しても、「からかっただけ」と軽く流されてしまうことがあります。

職場におけるモラハラ|5つの事例

職場でのモラハラ事例をご紹介します。ちょっとしたことでも被害を受ける側にはじわじわとボディブローのように効いてくるでしょう。自分がモラハラをやっていないか、受けている行為がモラハラではないか、あらためて考えてみてください。

その1. 無視や舌打ち

挨拶を無視されるととてもショックですよね。一度くらいなら「聞こえなかったのかな」と割り切ることもできますが、それが続くと故意であることがわかります。話しかけても聞こえないふり、仕事の相談には聞こえよがしの舌打ち対応。しかも、どうやら自分にだけそんな態度をしていると気づいたら、深く傷ついてしまいます。

これでは世間話はおろか仕事の話もしづらくなって、うまく仕事を進めることができなくなりそうです。

その2. 仲間はずれ

同じ部署の人たちと連れ立ってランチに行くのに、自分だけ誘われない。業務連絡のメールすらはずされている。会議のスケジュールが、自分だけ入っていない、など。こちらから誘ったときは断りませんし、メールが入ってないと伝えると「ごめん忘れてた」と悪びれず言うでしょう。わざとじゃない、と言いながら、実際のところは全てわざとです。逃げ道を用意しておいてさり気なく仲間はずれにする行為は非常に悪質ですね。

その3. 人格否定

「根暗だからこの仕事向いてないよ」「○○大卒だから常識がない」など、性格や経歴をけなしてきます。また「太り過ぎ(痩せすぎ)だから異性にモテない」など体型をからかうこともモラハラにあたるでしょう。

指摘すれば「からかっただけ」と逃げを打ち、親しみを込めたつもりだったと言い訳をします。言われた方が傷ついていることは、しっかり認識してもらいたいものです。

その4. あからさまな悪口

「あいつのせいで仕事が進まない」「あいつに担当させたから案件がダメになった」と本人に聞こえるように悪口を言います。周りを巻き込んで自分の味方につけようとする、とても悪質なモラハラです。

もっと仕事をさせるべきだとか、仕事をさせないべきだとか、あなたのためを思って、というスタンスで裁量をしようとします。「あなたのために」は典型的なモラハラ文言ですので注意してください。

その5. プライベートへの過度な干渉

image by iStockphoto

「休日に家にいるなんてあり得ない」「酒も飲めなくて何が楽しいの?」など、業務に関係ない部分をしつこく掘ってきます。恋人の有無などを根掘り葉掘り聞いてきて、上から目線のアドバイスをしてくることも。

うかつにプライベートを漏らしたら、いないところでネタにされているかもしれません。触れて欲しくない部分は人それぞれ違いますので、自分が不快に感じた時点で「やめて」と伝えられればいいですが、なかなかうまくいかないですよね。

次のページを読む
1 2 3
Share: