6:冷やす・ほぐすを取り入れる
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体を物理的に冷やしたり、ほぐしたりすることも怒りの沈静化に役立ちます。冷たい水を飲んだり、顔や手を冷たい水で洗ったりして、体を物理的に冷やすと脳の働きを怒りから別の方向へと切り替えられるのです。脳は皮膚の「冷たい」という刺激に集中し、ストレスフルな怒りだけにフォーカスしなくなります。また、肩や首を回したり、体を全体的にほぐしたりすることで体と心の緊張を解くと、怒りで刺激された交感神経による緊張も緩和するでしょう。筋弛緩法で体の血流を促進し、怒りによって活性化した交感神経や体の緊張を抑えてみてください。
怒りを抑える「魔法の言葉」がある?
怒りを抑えて冷静さを保つ際、自分の中で「魔法の言葉」を作ってしまうのもおすすめです。自分の感情をコントロールできるポジティブな言葉を見つけて、その言葉をおまじないのように使います。言葉は心に入ってきやすいものを選んでみてください。そして、選んだ1つの言葉で怒りを抑える習慣を繰り返していくと、その言葉が一種の暗示のような力を持ち始めます。やがて言葉は本当の魔法のように怒りを緩和してくれるようになるでしょう。簡単な魔法の言葉の暗示を利用し、怒りをうまく冷静さへ転換していくのです。
一瞬で冷静になる方法はある?
脳の動きにはタイムラグがあり、瞬発的な外部からの影響を一瞬で処理することは不可能です。そのため、冷静さを取り戻すにも少なくとも数秒の時間は必要になると考えてください。この数秒の時間を一瞬と捉えるか、長いタイムラグと考えるかは捉え方次第です。
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全ての感情を無くす方法がある?
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全ての感情をなくす、抑制するニュートラルな状態をキープする方法も冷静さの秘訣です。この習慣は瞑想やマインドフルネスに近いもので、訓練を続ければ誰でもできるようになります。怒りを感じやすい不安定な感情が気になる人は、ぜひ生活に取り入れてみましょう。具体的な方法としては、感情を無くしたい・抑制したいタイミングで自分の感覚に集中します。匂い、何かの感触、作業の流れなど、自分に与えられる感覚にのみ集中してゾーンに入るのです。この手法が身につけば、いつでも簡単に感情を制御できるようになります。
怒りからパニックになったときに冷静になる方法
怒りの感情がパニックに転じた場合は、速やかに怒りから意識を逸らすことが大切です。怒りにフォーカスしないようにお菓子を食べたり、呼吸を意識したり、場所を移動したりしてみてください。目に見えるもの、聞こえるもの、肌で感じるものを5つ口に出し、4つ、3つ、2つ、1つ、と繰り返す『54321法』で意識を逸らすのもおすすめです。とにかく怒りに飲み込まれてパニックが悪化しないように、逃避を最優先しましょう。
そもそも人に腹を立てない方法がある?
『怒り』は私たち生物の生存に関わる重要な本能なので、そもそも存在を消し去ることはできません。しかし、アンガーコントロールやマインドフルネスにより、怒りの感じ方をコントロールすることはできます。感情を切り替えたり、上手く怒りの対象から逃避したり、他のものに集中したりする習慣を身につけることで、私たちは怒りをうまくコントロールできるようになるのです。怒りをうまく分析し、いなすことを得意になりましょう。
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