ソード7の世界観
image by iStockphoto
ソード7は、赤い帽子・赤い靴の男性が大きな剣を持って立ち去っていく光景になっています。この男性がユニークなのは、歩き方が泥棒のような姿をしていること。2本の剣を残して、他の剣を抱えているのです。この光景は恐らく他の人に見られないようにこっそりと剣を盗んでいくのでしょう。他に人が登場していないため、誰も剣が奪われていることには気づいていないよう。また、男性の視線は後方へ向いており、左足は前を向いています。
このような不自然なまでにねじれた身体は、まさに本音・建前ということを意味しているため、このカードが占められた人は、内面と外面を使い分けて何かしらの策略を練っていることが見えてくるのです。
こちらの記事もおすすめ
タロットのソード・エースは新しいアイデアが生まれる?正位置・逆位置・恋愛・結婚・仕事などタロット占い師の筆者が解説! – Mistory[ミストリー]
1.策略・裏切り・情報や言葉を巧みに操る
ソード7には「策略」「裏切り」「情報や言葉を巧みに操る」という意味が込められています。前章でも触れたように、このカードでは7本の剣を持った男が、人知れずこっそりと行動していることが分かりますね。後ろを向きながら、忍び足で歩く姿は、どう見ても泥棒のようにしか見えません。もしかするとそのまま逃げ出しているようにも。ソードは「強い精神力」「決断力」を象徴しているのですが、男性が5本の剣を抱えているため、非常に独占欲が強く私利私欲に駆られていることが見えるのです。
その一方で、機転が利き、素早い判断力と行動力を兼ね備えていることも伺えます。このことから何かしらの行動を起こす時、本音と建て前を使い分けて状況を見ながら素早く行動することで身を守ることができるのでしょう。
2.ソードの7のキーワード
ソードの7キーワードは、「策略」「裏切り」「情報や言葉を巧みに操る」というものになります。言い換えると、「策略を巡らし要領の良い行動で自分を守りつつ悪事を働く」と言ってもいいかもしれません。5本の剣を盗み出す男性は、忍び足でこっそりと剣を持ち運ぼうとしているため、まさに悪事を働いていることが分かりますね。しかも顔は後ろのテントを見て足は前を向いているために、「裏・表」「本音・建て前」を使い分けていることが分かるのです。
背後のテントはカラフルな色をしており、誰もいないことから他人に影響を与えていないと解釈することができますね。
ソードの7の正位置の意味:機転の速さ/私利私欲
image by iStockphoto
ここからはソードの7の正位置の意味について見ていきましょう。正位置には「機転の速さ」「要領の良さ」「私利私欲」などの意味が込められています。
こちらの記事もおすすめ
タロット占いとは?初めてのタロット占いの準備7選と心構え8選!をタロット占い修行中の筆者がやさしく解説 – Mistory[ミストリー]
1.正位置の解釈の仕方:逃げ出したくなる
正位置の解釈を見ていくと「逃げ出したくなる」という暗示があります。これは自分が抱えている問題で思いプレッシャーか逃避したいという心理が現れているもの。特に信頼していた仲間たちからも裏切りにあってしまい、大切なものを失ってしまうことを示唆しているのです。「逃避」「盗難」「逃亡」「回避」「現実逃避」「混乱」「障害」「裏切り」などもソード7正位置のキーワードとなり、直面した問題に対してどのように対処すべきか悩まされてしまうでしょう。
大きな責任でプレッシャーに潰されそうになり、悲観的になったり、悩みや不安が解決せずに焦燥感に駆られることもあるかもしれません。
2.正位置の対策:現実を見る
ソード7が正位置で出た場合、どのような対策を講じていくべきでしょうか?今の状況では、さまざまなことに対して正攻法で問題を解決していくことはかなり難しいでしょう。そのためこのカードが持つ意味のように、本音と建前を使い分けて行動していくことが問題解決の突破口になってきそうです。相手に迷惑を掛けない程度の嘘も時には必要。それで相手により優位な立場に立つことができるでしょうし、問題をクリアにすることも。ただし、その行動があなたの良心を苦しめるものならば、内なる声に耳を傾けながら行動するようにしてください。