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末広がりが縁起がいい2つの理由!数字8との関係もスピリチュアルな世界に詳しい筆者が解説!

末広がりで縁起がいいとされる3つの縁起物

日本では末広がりを連想させる縁起物が様々あります。ひょうたんなども末広がりで縁起がいいといわれていますが、ここではとくに末広がりで縁起がいいといわれる扇、富士山、八頭(やつがしら)の煮物の3つの縁起物について解説しましょう。

縁起物1扇・扇を広げて逆さまに持つと八に似ているから

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扇は日本独自のもので奈良時代ごろに作られるようになったといわれています。扇にはいろいろな使い方があり、扇に歌を書いて好きな相手に贈る、扇に絵師たちが絵を描く、女性が顔を隠すために使うなどがありますよ。日本の古典的な物語のなかにも登場しますよね。

扇が末広がりで縁起がいいといわれる理由は、扇を逆さまにしたときの形にあります。逆さまの扇の形は、漢字の八のように見えませんか?富士山の形にも見えますよね。裾が広がっていく形を連想させるために縁起物として結婚式や誕生日に真っ白な扇を2本贈ったといわれています。最近では実用的な扇形のお皿などが人気だとか。

また縁起物として多くの人々に知られている扇は、帯や着物など様々なものに描かれているといえるでしょう。縁起物として扇は日本人の生活の中にしっかりと浸透しているといえるでしょう。

縁起物2富士山にまつわるもの・富士山は裾が広がっているから

富士山が末広がりで縁起がいいといわれる理由は、山の形を見れば一目瞭然ですよね。裾が大きく広がった富士山の姿は文字通り「末広がり」といえるでしょう。

江戸時代には富士山へ行くことが流行となり「富士詣」といわれるようになったそうです。また富士山は、見るだけでもご利益があるともいわれていました。そのため富士見といわれる地名が多くみられるようになったそうですよ。

もともと富士山は霊山として人々に崇められていました。その末広がりの美しい姿は見るだけでも幸せになるかもしれないと思えるでしょう。日本人の心の象徴でもあるといわれる富士山は、縁起物として欠くことができないといえるでしょう。

縁起物3八頭の煮物・おせち料理に入っている里芋の煮物

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八頭は里芋の一種。あまり八頭という名前は聞いたことはなくても、お正月のおせち料理の中に入っている煮物を見たことはあるでしょう。

八頭という里芋はとても滑らかな食感がありおいしい高級食材。八頭は種芋から同じ大きさの親芋ができ、その周りに子芋が作られ一塊になるというとてもユニークな形状をしています。子芋は7個から9個作られるため子孫繁栄を意味しているともいわれているようですよ。

八という末広がりの意味を持つ数字が使われているためお正月などお祝いの席の食材として重宝されているといえるでしょう。また、八頭には「人の頭になる、リーダーになる」という意味もあるといわれています。大きく出世するようにという願いが込められているともいえるでしょう。

末広がりの縁起物で禅語の「唯心」という考え方を実践しよう

扇や富士山など末広がりを連想させる縁起物がたくさんありますよね。末広がりの縁起物を持ったときは華厳経という大乗仏教の考え方の中心とされる唯心(ゆいしん)という考え方に基づき、つねに前向きな気持ちを持って生きていくことが大切といえるでしょう。あなたの心の持ち方ひとつで末広がりの縁起物のご利益で明るい未来を拓くことができるといえるでしょう。

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