スピリチュアル見えない力

スピリチュアル的に見る依存の仕組みとは?恋愛・ゲームなどの依存の意味や依存しやすい人の心理、克服するための5つの方法を恋愛依存症を克服した筆者が解説

その1.依存している自分を自覚する

依存から立ち直るために、まず第一に必要なことは、その対象に依存している自分を自覚することです。アルコール依存症は、別名「否認の病気」とも呼ばれています。それだけ、依存に陥っている人が自分自身の依存を認めることは困難です。しかし、依存しているという自覚無しに、依存を克服することはできません

次の項にも詳しく述べますが、これは依存している自分を責めるということではありません。「自分は依存している」という現実を認め、受け入れるだけでよいのです。

その2.依存している自分を責めない

依存を克服するためには、まず第一に依存している自分に気づくことが大切だと先に述べました。この時、「依存している自分はなんてダメな人間なんだろう」と自分を責めてしまうと、依存を克服することはさらに困難になってしまいます。なぜなら、依存とは自分を愛することができていない状態で陥るものだからです。

自分を責めて嫌いになるほど、自己嫌悪感から逃れたい気持ちから、依存対象の誘惑は強いものになります。依存している現実を認めつつも、必要以上に自分を責めないというスタンスを大切にしてくださいね。

その3.依存することで誤魔化している感情・願望を知る

何かに依存したいという気持ちは、満たされない感情や願望を他で満たそうという代替行為である場合がほとんどです。そのため、依存を克服するためには、自分が依存対象に溺れることで誤魔化している感情や願望を知ることが大切になります。今、あなたをお酒に依存させているのは、例えば「職場の人間関係がつらい」という気持ちからかもしれません。あるいは、「母親にもっと愛されたかった」という気持ちを恋人に依存して誤魔化しているということもあるでしょう。

自分が誤魔化して見ぬふりをしている感情や願望と向き合うのは、苦痛を伴う行為かもしれません。しかし少しずつでも自分の本心と向き合うことが、依存から回復するための重要なカギになるのです。

その4.依存を脱出するための協力者を得る

依存からの回復、依存の克服には、強い意志と努力が必要。一人で依存と戦うことが困難に思える時、自分を理解して支えてくれる協力者の存在があれば、乗り越えられることもあります。そのため、家族やパートナー、友人など、身近な信頼できる人に相談し、依存の克服に協力してもらうのも一つです。あなたが依存を断ち切りたい気持ちを理解し、前向きに応援してくれる協力者を得ておきましょう。

その5.専門の相談機関のサポートを得る

依存からの回復のためには、専門の相談機関のサポートを得る方法も有効です。アルコール依存症やギャンブル依存症などの治療と回復を目的としたカウンセリングルームや自助グループは、全国に多く存在しています。専門家のアドバイスや同じ対象への依存を経験した仲間の意見を聴くことで、依存を克服する力が得られることも多いです。

また、こうした相談機関には、依存症の家族をサポートするための場も設けられていることもあるため、依存に悩む家族を持つ人にもオススメできますよ。

自分の内側にある満たされない気持ちに目を向けてみよう

「辞めたいのに辞められない…」何かに依存し、依存から抜けられないことに悩んでいる人が近年増加しているようです。筆者自身も、長年の恋愛依存に苦しみ、依存を克服して解放されるために多くの時間を要しました。スピリチュアル的に何かに依存している状態は、愛情の不足を意味しています。愛情とは他者から与えられだけでなく、自分自身が自分に与ええあげるべきもの。今、依存に苦しんでいる人は、自分の内側にある満たされない気持ちに目を向けてみてください。自分の心の声に耳を傾け、愛情不足を感じている自分と向き合ってあげることこそが、依存の苦しみから解放されるための最も有効な方法かもしれません。

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