てんびん座について
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てんびん座がおとめ座の次の星座であることは、読者の皆様もご存じだとは思いますが、12星座の中でも「正義」「潔白」などの言葉で通じ合う二つの星座。天空の世界でも実は深い繋がりがあって、お隣り同士になっているんですよ!その繋がりを紐といてみましょう。
てんびん座とおとめ座の繋がり
星空を見上げると見えるのは赤く光る「スピカ」を足元にもつ、おとめ座の女神・ペルセポネです。豊穣の女神らしく、手に麦(スピカとはラテン語で麦)を持っていますが、実は、背中の羽はアストレイヤの物であるという説も。となると、本当はどちらなのかとややこくなりますが、ローマ神話では「おとめ座の女神は正義と純潔の女神・アストレイヤ」なのです…。アストレイヤとは、ギリシャ神話の大神ゼウスと、2番目の妻・テミスの娘です。
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てんびん座の由来
昔々、人間が世に出たばかりの頃は「黄金の時代」と呼ばれる、神々と人間が平和に幸福に暮らしていた時代がありました。その時代のアストレイヤは無邪気で疑うことを知らず、正義について、正しい行いについて、人間達と語り合う日々を送っていました。
時は流れ「銀の時代」に入ると四季ができ、人間の暮らしが変わり、今の世の中と同じように格差が生まれ、争いが起こるようになりました。そんな人間界に神々は呆れて去っていきます。「青銅の時代」にもなると、人間は金や武器を手にするようになり、地上にはさらに多くの争い事が起こり、家族や友人でさえ、傷つけ殺しあうようにまでなってしまいました。そしていつの頃からかアストレイヤの持つ天秤は「悪」にしか傾かないようになり、人間を信じていたアストレイヤも正義を説く事を諦め、天上へと帰ってしまったのです。
てんびん座ってどんな人?性格・特徴5選!
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てんびん座は美男美女が多いとされていますが、造形的なことはともかく、まとっている雰囲気からそう思われていることも多く、得な星座とも言えます。バランス良く人付き合いをこなしていき、行動もスマート。そんなそつのないところが、みんなから八方美人にみられやすいのでしょうね。
1. てんびん座の基本的な性格:クールでスマート!
頭の回転が早く、心地よい言葉を選び、その場に応じたコミュニケーションを上手にとることができる、てんびん座のあなた。その知的さが、ときにはクールで個人主義者だと思われることも。また「平和に」「調和を保って」ということが物事の判断基準でもある為、調和を損なわず、周りの人に不快感を抱かせないような、自分の美意識に基づいた行動がベースにあります。
それゆえ、自分の周囲の反応に敏感になり「どうしたら美しい振る舞いか」「どう話したら知的に見えるか」などを計算していて、フレンドリーながらも気品を失わないスマートな振る舞いで周囲を魅了していくのです。
2. てんびん座の恋愛:意外と計算高いです
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優雅で上品、ルックスもよく、洗練されたファッションや会話が魅力的なてんびん座は、自分が思うより影響力が大きく、人々の関心を集める為、どこでも人気者になってしまいます。愛されたい気持ちが強く、とりあえず近づいてきた人には愛想よくふるまう計算高い部分も持っているため、人から嫌われることはないでしょう。また、苦手な人との対応も、刺激をせずに上手に相手をかわすため、大ごとにはなりません。
恋人となる人には「合わせすぎるわたし」を理解し、甘えさせてくれる人を求める傾向があります。品の良い趣味を持ち、話題が豊富でデート中のお喋りが盛り上がる、そして時にはそっと一人にしてくれる、そんなエスコート上手な人が理想です。
3. てんびん座の仕事:バランス感覚を発揮する!
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愛想がよく頭の回転も早いてんびん座は、人当たりもよく、男性も女性も、その知的な会話力やフットワークの軽さを仕事に生かしてゆけます。営業職や交渉ごとなど、コミュニケーションをはかりながら、会社と会社を取り持つ、人と人を取り持つなどの2つのバランス性を生かしていく仕事が適しているといえるでしょう。
もう少し詳しく付け加えると、自分で一から開拓し新しく作っていく仕事よりも、すでにある関係性をサポートしたりマネージメントしていくような仕事が向いています。またオシャレに定評があり、美しいものが好きで審美眼も確かであるため、そういったセンスを生かしたスタイリッシュな仕事もお似合いです。