八大地獄とはどんな所？八大地獄の種類・内容・何をすると堕ちるのか、精神世界と仏教を研究する筆者がわかりやすく解説

母を殺す
父を殺す
悟りを開いた聖者を殺す
仏像を傷つける
仏教教団を破壊、分断させる

十六小地獄とは

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大きく分けて八つ存在する地獄は、それぞれ16のサブ地獄を備えたバラエティ豊かな階層になっているという特徴があります。たとえば殺生をした人が落ちる世界、第一階層の等活地獄では生前の罪にあてはまる16種類に細かく分けられたサブカテゴリーに分類されることになるわけです。誰（何）を殺したのか、どのように殺したのか、何を使って殺したのか、その後食べたのかなどにより行く場所が決定。

普段目にしない存在の鬼に殴られるのではなく、生前いじめ殺した動物に襲われたり、糞尿を食べさせられたりするなど現代人にも想像しやすい責め苦がたくさんあります。

八大地獄に行かないで済む生き方

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八大地獄と十六小地獄ってそもそもはついだらしなくなりがちな人間の毎日を戒める為の気付け薬として生み出された存在です。厳しい規則で縛りつけられなくても、ふっと魔がさしたとしてもその時に八大地獄のことを思い出せれば自分自身を戒めることができ、大事には至りません。普通に生きていれば地獄行きは免れることができるのです。自分が生きる為に動物を殺して食べても、無駄を出さないよういただいて感謝をすることも地獄に行かないで済む生き方ではないでしょうか。

八大地獄の種類を生きているうちに知っておきたい

八大地獄の種類にはどこかで見聞きしたようなものもあり、雰囲気だけは知っているという人も多かったのではないでしょうか。階層ごとに説明してきましたが、想像を絶する厳しい世界であることがわかりました。キリスト教の一派、カトリックでは死ぬ直前にでも罪を悔い改めることができれば地獄に行かないで済むといいます。仏教の世界感ではそう簡単に許してもらえない記録が残り、誰もが同列に並んで裁きを受ける平等な制度が整っているのです。死んでから困らないように八大地獄の種類を頭の片隅に置きつつ、行いを正して生きていきましょう。

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