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過干渉と過保護の違いは子に対する思い?それぞれの親が持つ3つの特徴も実際に親がそうだった筆者が解説

特徴3. 他の子どもとの比較をよくする

特徴の3つ目は、他の子どもとの比較をよくすることです。過干渉な親は子どもに自分の理想像を押し付けると繰り返しお伝えしていますが、この理想像とは他の人と比べていることが非常に多くあります。優秀に見える子どもと同じようにならせようと干渉をしてくるのです。「A君はもっと点数高いのに」など他の子の名前を直接出して比較することは過干渉な親に共通する特徴だと言われています。

人はそれぞれ違うものであり、比べるものではありません。子どもの心も必ず傷ついていますので、すでにしてしまっている方はやめるように努力しましょう。

過保護な親が持っている特徴3選

ここでは過保護な親が持っている特徴を3つほどご紹介します。過干渉とはまた違った特徴を持っているので独自の特徴をしっかりと把握しておきましょう。

特徴1. 子どものことを怒らない

特徴の1つ目は、子どものことを怒らないことです。過保護な親は子のことを過度に愛し、嫌われることを極端に嫌います。怒るというものは子どもに嫌われる行為であり、好かれるという側面ではメリットがありません。このように過保護な親は子どもに嫌われたくないからという理由で怒ることをしないのです。

子どもを怒ることは教育上必ず必要なことであり、怒られてこなかった子どもは善悪の区別がつきにくく、自分勝手という特徴を持つことが多くあります。怒ることを怖いと思う方もいらっしゃると思いますが、子どものことを思うからこそダメなことはしっかりと怒りましょう。

特徴2. 子どもが欲しいものをすべて買い与える

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特徴の2つ目は、子どもが欲しいものをすべて買い与えることです。こちらは特徴1と同様、嫌われたくないからという理由で起こっています。子どもが欲しいと言ったものを買い与えることはお金があれば簡単なものであり、子どもからより好かれる行為です。もっと好かれたい、嫌われたくないという理由でこの特徴を持っていることがあります。

各家庭の経済状況によって物の買い与える量は異なるので、与えすぎかどうかということは判断が非常に難しいです。子どもに物を買い与える理由がどのようなものなのかを考えてみましょう。もし嫌われたくないから、好かれたいからという理由で買っているのであれば、過保護な可能性が大きくあります。

特徴3. 子ども自身でできることも親がやろうとする

特徴の3つ目は、子ども自身でできることも親がやろうとすることです。子どもが小さいときは何もできず、親の助けが必要になります。しかし、過保護な親は子どもが成長しても助けが必要だと思い込み、子ども自身でできるようになってもなんでも手助けしようと思うのです。その行為は親がいないとできなかったのかを冷静に振り返ると、子どもだけでもできた場合が多くあります。一度自分の生活を振り返ってみましょう。

過干渉と過保護は全く違うもの

今回は、過干渉と過保護の違い、それぞれの親が持つ特徴を3つずつご紹介しました。過干渉と過保護はよく混合されますが、意味や特徴はかなり違うものになっています。それぞれの違いをしっかりと確認し、それぞれ別の問題があると認識しましょう。もしどちらかに自分がなってしまっている場合は、子どもの将来のために抜け出すことが必要です。

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