1:赤は「魔除け」
元々日本で作られただるまは、赤い色をしていました。赤は古くから、魔除けの色として扱われています。赤は「火」を表す色です。火は汚れを払う、神聖な力があると考えられています。日本の伝統色でもあり、鳥居や神社の本殿に赤が使われているのです。また火は上へ上へと上ることから「勝利」という意味もあります。
病気や災難を防ぐといわれ「家内安全」「無病息災」「開運吉祥」の意味が込められているのです。
2:白は「目標達成」
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赤と同じく白いだるまも、昔から作られてきました。白は、光のシンボルです。「目標達成」のご利益があるといわれています。「合格祈願」「大願成就」のお守りもにされているのです。
白いだるまは赤いだるまと合わせると、縁起のよい「紅白」になります。また他の色のだるまが持つ力を強めるともいわれ、他の色と白いだるまを一緒に飾るとよいそうです。
3:黄色は「金運上昇」
黄色のだるまは「金運上昇」のご利益があるといわれています。豊かに実った稲の色でもあり「五穀豊穣」の縁起物でもあるのです。
日本で黄色は「喜色」「貴色」と語呂合わせされ、人生全体を豊かにしてくれる色と考えられています。また風水で黄色は「土」の気を持ち、土は金を生み出すとされているのです。「富と名声」「金運と幸運」といったお願い事をするとよいといわれています。
4:緑色は「健康祈願」
緑色のだるまは「健康祈願」の意味が込められています。「健康長寿」「身体健勝」など、健康が長く続くよう願われてきたのです。
緑色は自然を表す色で、生命力やポジティブなエネルギーを与えてくれるとされています。心や身体に「成長」「癒し」「安らぎ」を与えてくれる色なのです。成長をもたらしてくれることから、仕事運や勉強運にもご利益があるともいわれています。
5:黒は「商売繁盛」
黒いだるまは「商売」「仕事」のご利益を持っている色です。黒字を招く、安定した金運を招く力を持っているといわれています。黒字や安定といった意味から「商売繁盛」「事業繁栄」のご利益があるとされているのです。
黒は、他の色に染まらない色。厄除けの力が強いといわれ、あらゆる災いから守ってくれるといわれています。